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出産日記~妊娠後期~ [エッセイ]

この時期はとにかく体が重い・動かない、と日々思っていました。
階段の上り下りは2階分になると息切れ、何もしていないで横になって寝ているときでも動悸が激しくなる、体重が増えた分、負担がかかってすぐに膝がガクガクする、など地味に辛い症状に襲われました。
寝ているときも寝返り打つだけで辛いですし、お腹が重くて仰向けには寝られない、胎動が大きくて眠りが浅い、夜中に必ず1回はトイレに起きる、などなど妊娠中のマイナートラブルとして知られていることでも、実際に体験すると辛かったです。
また、臨月に入る前まではウォーキングを続けていましたが、突然生まれてしまうかも……という心配もあったので、妊娠9ヶ月目は1時間くらいまでウォーキングの時間を減らしました。
臨月に入るまでは、検診は徒歩で病院に通っていましたが、さすがに臨月は体が重くてタクシーを利用したり、可能だったら夫に送ってもらったりしました。
その他、私は子宮筋腫が子宮の外側についているタイプだったので、8ヶ月くらいからは子宮筋腫のところだけポコッと膨らんでいるように見えました。
最初はそれが頭かと思って撫でていたりしてましたが……検診のとき先生に、
「筋腫が見えてるね~」
と言われて、頭じゃなくて筋腫なんだと気付きました。

名前問題
子供が生まれる前に決めておかないといけないことの1つに、名前があります。
そして現在、子供に読めない名前を付けることに対していろいろと言われています。
私自身読めない名前だった(というより読んでもらえなかった名前だった)こともあり、子供はちゃんと読んでもらえる名前がいいな、と思っていました。
いろいろな読み方を推測できるものでもなく、これ以外読み方はない、という感じの。
例えば、名前が「花子」のような、「はなこ」としか読みようがない、というような。
「佳子」だと「けいこ」とも「よしこ」とも読めるので、そういうのもない方がいいな、と。
私が学生だった頃は、子供に読めない名前を付けるということがまずない時代で、クラスでも読めない名前だったのは私くらいだったように記憶しています。
ただ、名字も名字で珍しかったので、名前で呼ぶ人など両親くらいのものでしたが。
名前が珍しいことで得をしたこと、損をしたことについてはかつて記念企画に書きましたが、今もってちょっと困っているのは、病院などの呼び出しで名前を正確に読んでもらえないこと。これって自分なのかな?と考えてしまうことが度々あります。
幸い今の名字が旧姓よりもさらに珍しいものなので、自分だと判断できるという部分もありますが、佐藤とか鈴木とかものすごく数の多い名字だったら更に困っていただろうと思います。
ということもあり、子供の名前は夫と2人で、確実に読める名前でキラキラネームじゃなくて変な意味にとられることもない名前を決めたいな……と思っていたのですが、夫は、
「もう20年くらい前から女の子が生まれたら子の名前にするって決めていた。」
と主張。普段は私の意見を飲んでくれることの多い夫なのですが、この名前に関しては本当に折れなかったです。
姪がこの夫の主張する名前と発音が近く、混乱するから止めようよ、と言ってみても、
「それは向こうが真似しただけで、俺は昔から決めてた。」
と折れる気配は全くなし。
結局、生まれてくるのが女の子だったら夫が決めた名前、男の子だったら私が決めた名前、ということで妥協しました。私が決めた名前が、たとえ光宙(ピカチュウ)でも文句は言わない、ということで。
それでまぁ、結果的に女の子が生まれることになったので夫が決めた名前になったわけですけども。
今となっては、
「男だったらシンジ、女だったらレイにする。」
とか、
「男でも女でも潮(うしお)にする。」
とか言い出さなかっただけましかな、と思うようにしました。
名前としてはどこにでもある発音ですし、一番一般的な漢字を使いますし、読み方もそうとしか読めないですし、季節的な意味でも間違ってないですし。

性別に対する思い
名付けに関することもあって、夫は女の子が欲しいと言っていました。
私は名付けに関しては男の子が欲しいと思っていましたが、最初は女の子がいいと思っていたというのもあり、どちらでもいいと思っていました。
実両親、特に母は娘がいて本当によかった(多分、愚痴と旅行の相手として)と日々言っていたり、将来は親子三代で旅行に行く気満々だったというのもあり、女の子が欲しいオーラを出していました。
義両親は、私が出産するまで内孫がいない状態だったのと、跡取りについて古い考えを持っているため、男の子が欲しいオーラを出していました。
まだ性別が判明していなくて、たまたま私が用事で義実家を訪ねた時、お腹で結構動くんですよ、と話したら、義父「それじゃあ男の子だな。」
義母「動くなら男の子だね。」
と声を揃えて言ったときは、あぁ本当に男の子が欲しくて跡取りにって思ってるんだな……と感じました。
私自身初産なので、どの程度動くのが男の子なのかなんて比較対象がないから何とも言えないわけですが……
言った後は決まって、
「どちらでもいいんだけどね。」
と言うのですが、男の子が欲しいと思っているのは誰の目から見ても明らかでした。
また別の日、せっかちな義父は、
「もし男の子が生まれたら五月人形はどうする?」
とか言い出したりして、4月末に生まれるのだから、生後1週間レベルで五月人形も何も……とちょっと呆れるような出来事もありました。
この話をしたら、さすがに実母も引いていました。
性別がわかった後の義両親は、
「1人っ子だとさびしいから、2人目を……」
とよく言うようになりました。
これは実両親にしても同じなのですが、1人目が産まれていないのに、なぜ2人目の話をするのだろう?、とはよく思いました。
私としては、2人目も欲しいとは思うけど、1人目でどの程度疲れるのかなどがわからないと何とも言えないな……と思うわけで。
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