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ニンテンドースイッチ [ゲームレビュー]

「ゼノブレイド3」を追加

「タイトル」
メーカー・ジャンル

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R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
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「オクトパストラベラー」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
それぞれの事情を抱えた8人が出会い、協力して自身の問題を解決していく話。
3D全盛の時代においてあえて2Dドット絵のRPGを作ったという意義は大きかったように思う。
ただ、ランダムエンカウントにイライラしたり、ダンジョンが狭かったり、中盤の敵が硬くて倒すのに時間がかかったり、と不満点もそれなりにあった。
仲間たちとの関係も希薄で、8人それぞれのシナリオの中に他のキャラはパーティチャットでしか絡んでこないので、仲間で旅をしているという感覚がなかった。
隠しボスを倒す段階にまで行くと8人のストーリーが実はすべて繋がっていたというのがわかるのだが、これは本編として入れた方がよかったように思う。


「スーパーマリオ オデッセイ」
任天堂・ACT
★ ★ ★ ★ ★
マリオシリーズの3D箱庭型アクション。今作ではパワームーンを集める。
帽子を使ったアクションを駆使して様々な国を巡っていく。2人プレイできるが、基本的には1人用。
通常コインの他にステージ毎に数が決まっているローカルコインがあったり、ミニゲームがいろいろ用意されていたり、パワームーン総数が999だったり、とにかくやれる事が多い。
パワームーンを取る難易度は道端に落ちているものから操作に慣れていても難しいものまで様々で、いざとなったら通常コインで買うこともできる救済機能もあり、非常に間口が広い。
ハードを持っていたらとりあえずプレイしてみて損はない。


「ゼノブレイド ディフィニティブエディション」
任天堂・RPG
★ ★ ★ ★
Wiiで発売されたものをリマスターし、追加ストーリー「つながる未来」が収録してある。
創世の時代に争ったという巨神と機神。その巨神の体の上で暮らす人類と機神兵との戦いを描いた作品。
戦闘システムは他のRPGとは一線を画す独特の作りで、慣れるまでが大変だが、慣れると楽しかった。
オープンワールド風のマップがいくつもりあり、単純に地図を埋めていく作業が楽しかった。
名前付きのキャラはそれぞれのタイムスケジュールに合わせて日々行動し、それに合わせてクエストが発生するなど、練りこまれていてよかった。
追加ストーリーは10時間くらいのボリュームがあり、本編内容を補完するものでもあってよかった。
音楽はいい意味でプレイを邪魔しない環境音のようで、それでいて口ずさみたくなるもので非常に良かった。
唯一、アイテム所持数に制限があり、溢れたら一々売らないといけないというのが面倒だった。


「ゼノブレイド2」
任天堂・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
どこまでも広がる雲海に住む巨神獣の上で人々は生活していたが、年々巨神獣の数が減少し領土争いが起きている。その世界で楽園を目指す少年の物語。
前作とは戦闘システムを一新していて、覚えれば奥深いが、覚えるまでが一苦労。クエストをこなせば経験値が入るので、そこまで通常戦闘をしなくても平気だが、序盤の戦闘は結構動きがもっさりしていて辛い。
登場キャラは非常に多いが、すべてのキャラにムービー付きの個別イベントが用意されているので、ちゃんと個性が反映されている作りでよかった。
ストーリーは前作と関係ないようで後半関わりがわかってくるので、前作はプレイしておいた方がいい。
2週目の追加要素も多く、エキスパンションパスもあるので、合計すると400時間くらいは遊べる。
音楽は今作も非常に良かった。


「ゼノブレイド3」
モノリスソフト・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
人の寿命が10年しかなく、2つの大国が終わらぬ戦いをしている世界が舞台。
物語の終盤で前2作との関係が明らかになるので、前2作をプレイしていることが前提の話になっている。
ただ、集大成という割には話の規模が前2作よりも小さめで残念。
また、全編通してムービーが非常に多く、2時間程度イベントが止まらないこともあるので、プレイするならしっかり時間を確保しないといけない。
システムは1と2のいいとこ取りをしていて、より扱いやすいものになっている。


「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」
任天堂・A・RPG
★ ★ ★ ★ ★
100年の眠りから覚めたリンクがガノンを倒すために旅立つ。
オープンワールドを採用しており、どこへ行くのも何をするのも基本的に自由。ストーリーそっちのけであちこち探索するのも楽しい。
武器は基本的に使えば壊れてしまうものの、比較的どこでも楽に手に入るのであまり苦労はしない。
謎解きの難易度は高いものから低いものまで用意されていてバランスがよく、やりこみ要素も多くて飽きさせない。
序盤はかなり死ぬことが多いものの、慣れてくればそこまで死ななくなる。
やりこみ要素も多く、200時間は軽く遊べる。


「ソムニウムファイル」
スパイク・チュンソフト・ADV
★ ★ ★
人の潜在意識の中に入って意識を読み取り、殺人事件を解決していく話。
潜在意識の中でどう行動するかによってストーリー分岐する仕組みになっていて、潜在意識の中での話なので現実ではありえない行動が正解のことも多いというのはゲームらしくていいと思えた。
全5本のシナリオの中で3本クリアするまではほぼ謎解きがないが、以降で怒涛の謎解きがあってそれなりの吸引力がある。ただ、一部ご都合主義なところもあるのは残念。
回想シーンなどで頻繁に読み込みが入り、数秒待たされることが多かったのはちょっとイライラした。


「トライアングルストラテジー」
スクウェア・エニックス・SLG+RPG
★ ★ ★ ★
見た目的には「タクティクスオウガ」「ファイナルファンタジータクティクス」のような高低差ありのドット絵シミュレーションRPG。
戦闘難易度は割と高めで、ノーマルでも味方が誰も倒れずにクリアするのは少し難しい。その代わり、難易度がベリーイージーまで用意されていていつでもノーリスクで難易度変更できるので、ゲームを進めるのに支障はない。
戦闘中のカメラワークや操作感など、多少気になる部分はある。
システムとして主人公の会話やストーリー分岐によって変動する信念ポイントというものがあり、1周目はそれが見えないので、終盤はストーリーを望む方向に進められないこともある。ただし、2周目からは可視化されるので、望む方向へ進められるようになる。
世界観は王道的な中世ヨーロッパ的な世界だが、政治だったり宗教観だったり、かなりしっかりと設定されているので、骨太ストーリーを望んでいる人にも適している。
エンディングは4種類用意されていて、1周目から真ENDルートに入ることも出来るが、他の3種類の一長一短あるエンディングを見てから真ENDルートを見ることをお勧めしたい。見ているのと見ていないのとでは感動の具合が変わってくる。
PVなどを見て面白そうだと感じたのならプレイして損はない。


「ドラゴンクエスト11S」
スクウェア・エニックス・ADV
★ ★ ★ ★ ★
PS4版をフルボイスにしてイベントを追加した完全版。
世界を救う勇者であるはずなのに悪魔の子として追われる主人公と仲間の物語。
世界樹を登る辺りまでは極々普通のストーリーだと思っていたのだが、それ以降いろいろ驚かされる展開が待っていた。サブタイトル「過ぎ去りし時を求めて」の意味が分かった以降がすごい。
システム面では一切不満がなく、アイテムの取り逃しもないようにできているし、やりこみ要素の豊富で、文句のつけようがなかった。


「ブレイブリーデフォルト2」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
3DS「ブレイブリーデフォルト」の続編。
基本的には正統派RPGで、所々プレイヤーを驚かせようという工夫はみられるものの、前作は越えられなかったように思う。
ジョブの数は20種類以上あり、どのジョブにも1つくらいは有用な能力があるのでバランスは取れている。
ただ、敵は全体的に強めの設定で、味方が敵のレベルを越えるとフィールドで敵が逃げ出すが、そういう敵相手でもジョブの選択如何によってはあっさり全滅する。
ゲーム内カードゲームB&Dは面白かった。
音楽もなかなか。


「星のカービィ スターアライズ」
任天堂・ACT
★ ★ ★
星のカービィシリーズ作品。
敵を吸い込むことで能力をコピーし、仲間を含めて最大4人で進めていくことができる。
能力をコピーしていないカービィが無能すぎる、仲間がいると自キャラを見失いやすい、などがあるが、基本的にガチャ押しでラスボスくらいなら倒せる。ちゃんと技を理解して回復も考えないとクリアできないのは、クリア後チャレンジモードの最難関くらい。難易度的にはかなり低い。
ストーリーもそこまで長くなく、仲間キャラを主人公にしてプレイすることもできるが、キャラ専用ステージがあるものの重複ステージも多く全キャラクリアは根性がいる。
隠しステージもあって作り込まれてはいるが、物足りなさがあった。


「Root:Film」
角川ゲームス・ADV
★ ★
島根県を舞台に2人の主人公が殺人事件を追っていくミステリー。
システム的には20年前のアドベンチャーゲームという感じで、画面の中から気になるところを調べて手掛かりを見つけてフラグ立てして話を進めていく。
推理パートはものすごく簡単にした「逆転裁判」みたいな感じで、そもそも選択肢が少ないので間違えようもない。
通常画面はほぼ静止画な上に立ち絵のバリエーションも少なく、表情差分もない。
フルボイスなところくらいしか褒めるところがないが、主役クラスの人以外はあまり演技が上手くない人が多かった印象。
ストーリーもさほど感動できなかったし、ご都合主義に見えた。
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プレイステーション4 [ゲームレビュー]

「AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」
「穢翼のユースティア」
「いけにえと雪のセツナ」
「オクトパストラベラー2」
「探偵撲滅」
「ディオフィールドクロニクル」
「デスエンドリクエスト」
「デスエンドリクエスト2」
「ニーアオートマタ」
「The Last of Us」
「レイジングループ」
を追加

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
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「AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」
スパイク・チュンソフト・ADV
★ ★ ★
「AI:ソムニウムファイル」の続編。
前作から3ヶ月後、及び6年後が舞台で、登場人物が一部共通しているが、ストーリーは独立している。
システムは前作を踏襲しているが、イージーモードがあったり、クリア後は制限時間が撤廃されたり、いろいろプレイしやすくなっている。
ストーリーはかなり無茶なことを強引に成立させるためにかなりの空中技を使っているので、矛盾はないけれど何となく納得できない、という部分は残る。

「穢翼のユースティア」
オーガスト・ADV
★ ★ ★ ★
空中都市の最下層で暮らす青年が謎の少女を見つけたところから、空中都市の謎を追うことになる話。
システムはオーソドックスなADVで、選択肢により話が分岐する。
全部で6人のヒロインがいるが、個別ルートに入るとその時点でメインルートが途切れるため、謎が謎のまま終わってしまう。ただし、作中で発生する悲劇もまた起きないので、各エンドにも一長一短ある。
全ての謎が解明されるグランドヒロインルートの出来はかなりのもので、吸引力はかなりのものがあった。
元々PC18禁ソフトからの移植なので、作中からHシーンがごっそりカットされているというのもあり、おまけシナリオはややボリューム不足気味に見えた。

「いけにえと雪のセツナ」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
「クロノトリガー」の戦闘システムを踏襲し、往年のRPGの感覚でプレイできるという触れ込みの作品。
往年のRPGと言えば聞こえはいいが、システムには結構難があった。ダンジョンからすぐに脱出する方法がない、ノーセーブで1時間半くらい進めないといけない場所がある、戦闘から逃げるにはアイテムがいる、などなど。
世界の全てが雪に覆われていたり、音楽が全てピアノ曲だったり、という制作者のこだわりは感じられる。
ストーリーは王道ではあるが、最後にちょっとした捻りが入るところはよかった。その部分だけで評価の★を1つ上げたくらい。

「オクトパストラベラー2」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作の不満点のほとんどを解消してくる作りになっており、システム面での不満はランダムエンカウントがそのままだったことくらいだった。
今作では8人の仲間たちが全員ボイスありで参加するイベントがちゃんと用意されており、最終的に8人がラスボスに向かって行く流れは素晴らしかった。
8人それぞれの旅にもきちんと緩急がつけられており、ワンパターンではなくなっていた。
音楽も前作同様素晴らしかった。
ストーリー的には前作との繋がりはないので、この作品からプレイしても問題ない。

「ザンキゼロ」
スパイクチュンソフト・RPG
★ ★ ★
ガレキ島と呼ばれる拠点を中心とし、8人の仲間と共にサバイバルをしつつ廃墟探索を行っていく。
主人公たち8人はクローン人間で死んでもすぐに生き返ることができる代わりに、非常に打たれ弱くすぐ死ぬ。ただし、死因によって肉体の様々な部分が強化されて強くなっていく。
難易度は5段階用意されているが、難易度2でも頻繁に死ぬし、難易度4か5でないとレアアイテムをほぼドロップできないので、常に難易度を切り替えつつ進めていくことになる。
ストーリーはよくレーティングDで通ったな、と感じるレベルでえげつないものがいくつかあり、やや人を選ぶところはある。ただ、話としてはかなり良くできていて、エンディングに向かって行く流れは素晴らしい。
廃墟探索に関しては、主人公たちが幼年~老年を15日くらいの間隔で繰り返するので、年齢による持ち物の重量制限があったり、死ぬとその場にアイテムをばらまくので他の人が拾わないといけなかったり、幼年期は装備品だけでほぼ重量制限ギリギリになったり、いろいろストレスが溜まる。アイテム整理も面倒。
その他、ストレス・便意・スタミナの管理などなど、確かにサバイバルっぽいけど、それのせいでなかなか進められないなど、面倒だと感じる部分が多々ある。
もっと扱いやすいシステムだったら評価ももう少し高かった。

「新 サクラ大戦」
セガ・ADV+SLG
★ ★
太正29年が舞台となり、キャラを一新した帝国華撃団の物語。
前作までのキャラたちは、10年前の降魔大戦で1人を除いて全員犠牲になったことになっている。
前半のアドベンチャーパートでの好感度が後半の戦闘パートにパラメータとして反映される、というシステムは前作までと同様だったが、戦闘パートがシミュレーションではなくアクションになってしまったのは完全に失敗だったと思う。パラメータの反映がわかりにくい、なぜか2~3人で戦うことが多く花組全員で戦う場面が少ない、小さい足場の移動で落下を繰り返すのが面倒などなど、改悪でしかなかった。
キャラに関してはそこまで悪くないのだが、さくら以外の掘り下げが少なく、特に初穂に関してはほぼ掘り下げがなかった。最終的にヒロインを選んでからのストーリー差分が少なかったのもマイナス。
アドベンチャーパートの個別イベントはそれなりによかったが、移動で一々ロードが入ってブロマイド回収が面倒というのはあった。
他にも、フルボイスではない、オープニングと個別エンディング以外のアニメのクオリティが低め、クリア後にイベントスチルを見たり音楽が聴くことが出来ないなど、不満点は結構あった。
ストーリーに関しては、ボイスなしでも前作キャラを最後に全員出してくれればよかったのに、その前段階で話が終わってしまって、ラスボスも真のラスボスの手下ポジションキャラでガッカリした。

「ダンガンロンパV3」
スパイン・チュンソフト・ADV
★ ★
PSPで発売されたシリーズの続編。
クラス内で起きた殺人事件の犯人を学級裁判の中で特定していく、という流れは同じ。
学級裁判の中で新しいギミックがいろいろ追加されていて、その辺りは正当進化。
ゲームとして3作目で、前作まででこれ以上ないレベルのオチを使っていたというのもあり、今作のオチはある種の禁じ手だった。私としては全く納得できなかった。そのせいで、クリア後のおまけもやる気が一切起きなくなってしまったレベル。
最終話手前までは前作とほぼノリが同じでそれなりに楽しくプレイできていただけに、残念。

「探偵撲滅」
日本一ソフトウェア・ADV+SLG
★ ★ ★ ★
孤島に閉じ込められた14人の探偵たちが、その中に隠れた連続殺人犯を探す、という話。
序盤は「ダンガンロンパ」に非常に似ていると感じたが、中盤以降はキッチリこの作品としての個性が出てくる。
探索パートがターン制限付きのSLGになっているところは素晴らしく、この部分はとても楽しめた。
ただ、それ以外の部分でプレイヤーが介入できる部分がかなり少なく、基本的にボタンを押すだけで話が進み、推理パートですら犯人指定以外では3択なので、難易度は低めだった。
ストーリー自体はかなり楽しめたので、もっとストーリーに介入できれば評価も変わってきたと思う。

「ディオフィールドクロニクル」
スクウェア・エニックス・SLG
★ ★
中世ファンタジー世界を舞台にした戦記物。
戦闘はRTSで、それなりのエフェクトが付きつつ必殺技がサクサク出るので、割と楽しくプレイできる。難易度もあまり高くなく、調整もできる。
ただ、ストーリーは、おそらく設定自体はかなりしっかり作られているのだと思うのだが、その大半がダイジェストで進んでしまうのに加え、敵側のストーリーがほぼ語られないなどもあって、かなり中途半端。いろいろ謎が謎のまま話が終わってしまっているので、プレイするならそれなりの覚悟を。
また、キャラデザは素晴らしいのにモデリングが悪く、どうしてこのキャラデザからこのCGが生まれたんだ、という状態なので、ある意味パッケージ詐欺的な部分もある。

「テイルズ オブ アライズ」
バンダイナムコ・RPG
★ ★ ★ ★
テイルズシリーズ25周年記念作品。
プラットフォームがPS4以上になったことで、フィールド上から戦闘までデフォルメキャラではなくキャラデザ通りの7頭身3Dキャラが動き回り、エフェクトもかなり派手になっているのに処理落ちしない、というシステム周りは素晴らしい出来具合だった。
反面ストーリーは王道の範囲内のもので、細かく設定されているようで雑なところもあったのは残念だった。
全体的に恋愛要素が前面に押し出されているので、今までのシリーズとはまた違った雰囲気があった。
やり込み要素はそこまで多くないので、少し頑張ればトロコンも十分可能。
定価分くらいは十分遊べる。

「デスエンドリクエスト」
コンパイルハート・ADV+RPG
★ ★ ★
1年前に行方不明になった同僚がなぜか開発中止になったオンラインゲームにログインしているのが発見され、現実世界の主人公と協力してエンディングログアウトを目指す、という話。
ストーリー部分はADVで進み、ダンジョンはRPGで進むシステムで、比率としては7:3くらい。
ゲームの世界と現実世界を任意で切れ替えてそれぞれで話を進めていくのは単純に楽しく、戦闘システムもいろいろ粗は目立つものの、ストーリーをシステムに組み込んだ新しいものを作ろうとした気概みたいなのは感じられる作りだった。
ストーリーもなかなか凝っていて、ネタが枯渇している中で新しいものを生み出そうとした努力が見えるものだった。
マルチエンドではあるが、メインヒロイン以外の仲間キャラのエンディングがほぼ同内容だったのは残念。

「デスエンドリクエスト2」
コンパイルハート・ADV+RPG

上記作品の続編。
主人公は変更されているが、前作のキャラも登場する。
ADVとRPGで話が進むというのは前作と同様だが、前作は任意で切り替えができたのに今作はストーリー進行で切り替えるようになってしまっていた。
戦闘システムは完全に前作の流用で、ストーリーとの融合性が消えてきて残念。
同じダンジョンを何度も巡らされたり、百合展開が多かったり、そもそもストーリーがきちんと終わっていなかったり、登場人物の行動に一貫性がなかったり、とにかくツッコミどころが目立つ出来になっていた。
終わり方も前作と似たり寄ったりで前作ほど納得ができないなど、全てが前作を下回ってしまっていた。

「Detroit:Become Human」
クアンティックドリーム・ADV
★ ★ ★ ★
自動車産業が衰退した後にアンドロイド産業で復興したデトロイトの街が舞台。
自我に目覚めたアンドロイドによる事件が頻発するようになった街で、3体のアンドロイドが自分の生き方を模索していく。
とにかく分岐とフラグ管理が凄まじい作品で、フローチャートは最初から開示されている。チャプター1での行動がチャプター23で活きてくるというようなチャプターまたぎのフラグがとてつもない数用意されていて、フローチャートを100%埋めるのは至難の業。そのため、周回プレイも飽きない。
時間制限付きの選択肢が頻繁に発生するので、プレイしていて暇になることも少ない。
キャラクター映像は全てモーションキャプチャーで取り込まれているので、動きが自然に見える。
3人の中で誰かが死んでもストーリーは進行していき、それぞれの結末を迎えるというスタイルはPS3「HEAVY RAIN」と同じ流れを汲んでいる。
唯一の欠点は、ストーリースキップができないこと。チャプター5のフラグを変更してチャプター8の内容を変えたいなら、チャプター5→6→7→8とプレイしないといけない。せめてムービーシーンはスキップできるようにしてほしかった。

「ニーア レプリカント ver.1.22474487139...」
スクウェア・エニックス・A・RPG
★ ★ ★ ★
同名タイトルのPS3作品のリメイク。
グラフィックの向上、操作性の改善、全再録によるフルボイス化、新規エンディングの追加など、かなり手が加えられている。
リメイク作品だけあって、操作性などでの不満は全くなかった。
ストーリーは各所で心を抉ってくるので、プレイするにはそれなりの覚悟が必要。
また、それなりに難解で細かい説明がないので、プレイ後は考察サイトが必読になる。
全エンディングを見るには周回プレイが必要で、やり直しで何度も同じストーリーを見なければならないのが苦痛だった。

「ニーアオートマタ」
スクウェア・エニックス・A・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作から数千年後の世界が舞台なので、基本的にストーリーは独立しているが、前作を知っていた方が話は楽しめる。
前作よりもアクション要素が強くなり、難易度を下げることで対応可能ではあるが、シューティング技術も必要になったのは少し困った。
フィールドはオープンワールドとなったが、移動範囲がさほど広くないのに移動が面倒だった印象もあった。
ストーリーは前作に続いて心を抉ってくるものがいくつも用意されていたり、全ての内容を知るには考察サイトが必須であったりするところは共通していたが、心に残るいいものだった。
周回プレイをする上でほぼ展開が被らないようになっていたところは評価したい。

「春ゆきてレトロチカ」
スクウェア・エニックス・ADV
★ ★ ★ ★
全実写フル動画ミステリーアドベンチャー。
今までにあった実写ミステリーは本来この形でやりたかったのだろう、というのが見える作品。ミステリードラマに入り込んでいる感覚でプレイできる。
問題編で出された手がかりを推理編でいろいろ組み合わせて仮説を立て、解決編で使っていく形は「TRICK×LOGIC」に近い感じだった。仮説は荒唐無稽なものから的を射たものまでバランス良く配置されているので、難易度は程よかった。推理は特に時間制限もなく、何度間違えても大丈夫なので、じっくり進められる。
ただ、操作方法が若干独特なので、それをつかむまでに10分くらいの戸惑いがあった。また、チュートリアルなどのシステム上の文字が小さくて読みにくいのが気になった。
ストーリー上、過去の事件は小説という形で伝えられていて、主人公が現代の知り合いを小説の登場人物に当てはめて脳内再生する、という設定なので、同じキャストでいろんな役をそれぞれ演じ分けている。これがいい具合に誰と誰が同一人物だというのを隠す効果があったりするので、上手い設定だな、と感じた。
総プレイ時間は20時間程度と短めだが、実写作品に抵抗がなく、ミステリ好きならプレイして損はない。

「人喰いの大鷲トリコ」
ソニー・ACT+ADV
★ ★ ★
どこかの洞窟奥深く、鎖に繋がれた大鷲と共に目覚めた少年が、大鷲と協力しつつその場所からの脱出を目指すことを目的としたゲーム。
与えられる情報が非常に少ないので、プレイ開始直後は何をやるべきかよくわからない。
脱出を目指すというよりも進める場所に進んでいくという感じなので、かなり終盤にならないと話の目的がわからないというのもあり、モチベーションの維持が大変だった。
操作性がよくなかったり、大鷲への指示が通りにくかったり、敵に対する攻撃手段が最終盤になるまでないなど、イライラポイントは多かった。
ただ、多くを語らないことでいろいろ想像できる世界観はわりとよかった。
謎解きの難易度は全体的に高めな印象だったが、詰まっているとヒントが出るので、そこまで足止めはされなかった。

「The Last of Us」
ノーティドッグ・ADV
★ ★ ★ ★ ★
人がゾンビ化するウィルスが蔓延した世界で、ウィルスに感染しても発症しないという少女を研究所まで連れて行く。
難易度は高めだが、イージーモードにすればエイムアシストもあるし、サイレントキルを利用すればアクションが苦手でもどうにかなる。敵も人間が相手なのか感染者が相手なのかで戦い方が変わり、いろんなパターンが用意されているので、飽きずに最後までプレイできる。
謎解きの難易度もいいバランスで、わからなければヒントが出るというのもあり、まず詰まることはない。
ストーリーはエンディングの解釈によって感じ方が変わって来るが、いろいろ考えさせられるもので、なかなかよかった。

「レイジングループ」
ケムコ・ADV
★ ★ ★ ★ ★
とある田舎の集落で人狼ゲームに巻き込まれた青年の話。
とにかくすごいと感じたのは、シナリオに穴がないこと。
全ルートクリア後に解放される暴露モードにより、あのときはどういう心情であのセリフを言っていたのか、裏で何が起こっていたのかなどが明らかになるので、2周目も楽しくプレイできる。
グラフィックがどう見ても1970年代くらいの絵に見えること、フルボイスではあるものの全体的に声優さんたちがそこまで上手くないことが気にはなるが、シナリオが完璧なのでこの評価。
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プレイステーションVITA [ゲームレビュー]

「CHAOS;HEAD DUAL」
「CHAOS;CHILD」
「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」
を追加

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
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「俺の屍を越えてゆけ2」
アルファシステム・RPG
★ ★
PSで発売されたソフトの続編。
システムは前作をマイナーチェンジさせた感じで、目新しいものはほぼないが、物語序盤で絡んでくる夜烏子というキャラを中心に話が進んでいくので、夜烏子中心に育成計画を進めていかなければならなくなっている。
そのため、自由度は前作よりもかなり低くなり、主人公一族はストーリー上おまけ的な扱いにまで落ちている。
使用されているアニメはきれいだが、それ以外のグラフィックはPSPにも劣るレベルで、無理に3Dにしなくても、と感じた。
前作ファンがガッカリする要素しかない。


「CHAOS;HEAD DUAL」
ニトロプラス・ADV
★ ★ ★
「CHAOS;HEAD NOAH」とファンディスクである「CHAOS;HEAD らぶ☆ChuChu!」がセットになった作品。
通常選択肢はほとんどなく、妄想トリガーというポジティブな妄想をするか、ネガティブな妄想をするか、妄想しないか、で話が分岐していく。
ストーリーへの吸引力はかなりのもので、妄想が現実になる、ということが本当に起こり得るのではないか、と思わせてくれる。
ただ、周回プレイや個別ルートでの差分が少なく、特に個別ルートはバッドエンドに近しい終わり方をするものが多いというのもあって、残念に感じる部分がある。
ファンディスクに関しても、6人分のストーリーがあるのに展開がほぼ全て同じでなのが残念。
グラフィックに関して、全体的にデッサンは狂い気味で、立ち絵と一枚絵で別人かと思えるキャラもいたりする。

「CHAOS;CHILD」
ニトロプラス・ADV
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。前作の6年後が舞台となっている。
ストーリーはボリュームもさることながら、個別ルートもしっかり差別化されていてよかった。謎解きなどの吸引力もかなり強い。
ただ、前作を知っていること前提で話が進むので、今作からプレイするのは少しきつい。
グラフィック、妄想トリガーの扱い方など、システム面も順当に進化していた。


「STEINS;GATE」
ニトロプラス・ADV
★ ★ ★ ★
2010年の秋葉原が舞台で、偶然タイムマシンを作ってしまった大学生が面白半分に過去を改変して後の陰謀に巻き込まれていく。
通常のアドベンチャーゲームのように選択肢でストーリー分岐するのではなく、フォーントリガーという主人公の持つ携帯電話でいつ誰にメールを送ったり電話をするのか、どんな返事をするのかでストーリー分岐する。
難易度はかなり高めで、攻略情報なしでトゥルーエンドに辿り着くのは難しい。
絵も一見してとっつきにくいので、そのあたりは少し残念。
ストーリーは中盤までは割と主人公にイライラするが、主人公が事の重大さを理解して以降はものすごく面白い。最後の伏線回収は圧巻で、アニメ化もされているがやはりストーリーの細部を知るにはゲームをプレイした方がいい。

「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」
日本一ソフトウェア・RPG
★ ★ ★ ★
キャラメイクをしてチームを作り、オートマッピング式のダンジョンを探索していく。
プレイヤーが操作できるのはあくまで人形兵という兵士たちで、ストーリーはその人形兵を作った魔女のドロニアが中心となっている。なので、内容はかなり濃い。
ストーリーは全容を把握しようとなると考察サイトは必須で、特にラスボスの過去などはわかりにくい。
胸糞悪い展開は多々あるが、エンディングにはちゃんと感動できる。
システムにはやや難があり、戦闘システムが独特であること、魔法の内容がわかりにくいなど、慣れるまでが辛い。また、特定のボスに勝つためのアイテムとして何が必要なのか、というヒントが非常に少なく、この辺りは攻略サイトが必要。
難易度はやや高めで、雑魚敵に比べてボスが圧倒的に強い。
ダンジョン探索は素直に楽しめる。
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プレイステーション3 [ゲームレビュー]

「テイルズオブベルセリア」を追加

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△


「忌火起草」
セガ(チュンソフト)・NOV
★ ★
セリフが文字として表示されず、地の文だけが表示される実写サウンドノベル。
基本的にセリフはスキップできない仕様で、繰り返しプレイしているとそれなりなストレスになる。
シナリオルートはフローチャートで見られるようになっているが、どこでどう分岐するのかまではわからないので、読了率100%を目指す場合は相当苦労する。
シナリオは全6本用意されているが、救いのない終わり方が多く、不満が残る。
グラフィックは全体的に暗く、それでいてあまり怖くなかったり、実写なのに登場人物の顔が見えないなど、PS3であることの意義がなかったように感じた。
おまけで付いている108本のショートストーリーはつまらないものが多く、微妙だった。


「テイルズオブヴェスペリア」
バンダイナムコ・RPG
★ ★ ★ ★ ★
テイルズシリーズの正規続編作品。
Xboxからの移植ということもあって、発売時期の割にそこまでグラフィックがきれいということはないが、特に不満もなかった。
欲を言えば、もう少しムービーが多ければ、というくらい。
システムは割と扱いやすいもので、全編通して資金不足にはなるものの、難易度は丁度いいくらい。ぬるいという人のために難易度調整もできる。
ストーリーはかなり練られていて、王道的なストーリーに飽きている人ほど楽しめる。
やり込み要素も多く、2周目を入れなくても100時間は軽く遊べる。
見逃しやすいサブイベントが多いので、攻略情報は必須。


「テイルズオブグレイセスf」
バンダイナムコ・RPG
★ ★ ★ ★
Wiiで発売されたものに「未来への系譜編」を追加した作品。
本編プレイ時間は60時間程度で、ストーリーは良くも悪くも王道。驚かされる展開もあるが、割と伏線がわかりやすいので意外性は少なめ。序盤の少年時代編がチュートリアルの役割を担っているという作り方は上手いと感じた。
「未来への系譜編」は本編から半年後のアフターストーリーで、本編のエンディングを補完する内容になっている。プレイ時間も10時間程度あり、ボリュームもなかなか。
戦闘システムでは技を出すときにMPではなく1戦闘毎に上下するCCを使うので、ボス戦に向けて技を出し惜しみするなどしなくてもよかったのがありがたかった。数多くあるキャラ別の称号でキャラが強化されていくシステムもよかった。
ストーリーが一本道というのもあり、終盤になるまで移動範囲が制限されていることが多く、最初の街に戻りたいけど戻れないというもどかしさがあったのは残念。せめてフィールドは自由に動き回りたかった。


「テイルズ オブ ベルセリア」
バンダイナムコ・RPG
★ ★ ★ ★
シリーズ初の女性単独主人公となった作品。
システム的には「テイルズオブアライズ」のプロトタイプのような感じで、敵から攻撃を受けるとこちらの攻撃回数が減ってコンボが組めなくなるなど、悪くはないけどストレスがたまるポイントも多々あった。
移動方法も最終盤にならないとファストトラベルが自由に使えないなどあり、本作の不満点を次作アライズで全て解消しているように感じた。
ストーリーは復讐をテーマとしていて、グレイセスf、アライズよりもいろいろと捻られていて楽しめた。
スキットに関しては前テイルズシリーズの中で本作が1番いいと感じた。
やり込み要素もあるので、長く楽しめる。


「BEYOND:Two Souls」
クアンティックドリーム・ADV
★ ★ ★
エイデンという霊体とつながり、様々な超常現象が起こせるジョディという少女の15年間を描いた作品。
ストーリーは時系列で語られず、終盤になってから概要が掴めるので、序盤はなかなか登場人物が把握できず苦労した。
各チャプターの結末はいろいろ用意されているが、その結末が関係してくるのがほぼ最終章のみなので、ストーリー的に一本道のように感じてしまうのが残念。全てのエンディングを見るためには最終章を7回プレイしないといけないのもきつかった。
映像はかなりきれいになっていて、前作「HEAVY RAIN」からわずか3年とは思えないほど。
キャラも有名なハリウッド俳優を使って演技をモーションキャプチャーで取り込んでいるので、ちょっとした仕草などが細かく表現できていて目を引いた。


「FINAL FANTASY13」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
FFシリーズ正規続編作品。
グラフィックは文句なくきれいで、映像機器が揃っているならその恩恵に十分あずかれる。
反面、ブラウン管や低出力端子だと文字が見えないなど弊害がある。
システムは割と扱いやすく、各キャラの個性を活かしつつ戦う戦闘は後半になるほど楽しかった。
ストーリーは1本道かつツッコミどころ満載で、最初の20時間は前振りだと考えた方がいい。
むしろ、クリア後からが本番くらいに考えていた方がよいかもしれない。
やり込み要素はそれなりにあるが、70~80時間くらいで最初の壁が来る。
戦闘に特化してそこまで遊べれば十分、という人には向いているソフトかもしれない。


「FINAL FANTASY13-2」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
上記作品の続編。
前作の主人公・ライトニングの妹・セラが主人公となっている。
ストーリー的に前作のエンディングがなかったことになり、改変された歴史を正しいものに戻す、というのが目的になった。
割と自由に各時代を巡れるので、1本道感は少なめ。クリア後に1周目では負けイベントだった敵を倒すことでifENDを見られるなど、やり込み要素があったのもよかった。
戦闘は主人公2人が固定、残り1枠が仲間モンスターになるのだが、全体的にチョコボ系が強いので頼りがちになる。全体的にチャプター毎の成長限界が低めに設定されていて、ボス戦の難易度が高め。単純にレベルを上げれば倒せるというのではないのは一長一短あった。
装備品やアクセサリが少なめで、常に金余り状態になったのは残念。
ストーリーは中途半端なところで終わっていて何も解決していないので、プレイするなら続編前提で。


「ライトニングリターンズ FINAL FANTASY13」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
上記作品の続編にして完結編。
主人公が再びライトニングとなり、仲間はいないので最後までライトニング1人で戦う。
世界が13日後に終わることが決まっていて、その期間内に神の命令で可能な限り人々の願いを叶えてあげるとステータスが上がっていくシステム。
活動時間に制限があるので序盤はかなり焦るが、中盤以降は時間を持て余してしまう。
また、出てくるモンスター数が決まっている上にクエストも有限なので、1周の間で成長させられる値は決まっている。周回プレイでどこまでも成長させられるが、特にストーリーに変化があるわけではないので周回プレイはきつい。武器のカスタマイズが2周目以降しかできないというのは残念だった。
ライトニングの戦闘スタイルを3つ設定して戦うので、戦闘に関してはそれなりに戦略性があってよかった。
3部作の完結編にしてはエンディングにそこまで感動できなかったので、あえて手を出さなくていいソフトだと思う。


「HEAVY RAIN」
クアンティックドリーム・ADV
★ ★ ★ ★
雨の季節に子供を誘拐して溺死させ、死体に折り紙と蘭の花を添える折り紙殺人鬼を4人の主人公がそれぞれの視点で追っていく話。
4人の主人公がチャプター毎に入れ替わり、途中で誰かが死んでもストーリーは続いていく。ラストチャプターをクリアした時点での各主人公の状態により、エンディングが決まる。
エンディング数がそこまで用意されていないので、特にバッドエンドはストーリー的な矛盾がちらほら見えてしまうのが残念。それでも真犯人の正体は意外で、やられたな、と感じた。タイトルの意味がわかったときも、なるほどな、と唸らされる。
R2ボタンで前進、時間制限付きの選択肢が主人公の周囲をグルグル回るせいで読み取りにくい上に選択をミスしやすいなどの操作的な扱いにくさはあるが、それでもやってみて損はない。
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パソコン [ゲームレビュー]

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△


「MQ~時空の覇者~」
アーベルソフトウェア・ADV

母の遺言として、あなたは世界を滅ぼすとも救うとも伝えられるアヴァタールであり、世界を救うためにフィルを集めるよう言われた主人公は、多次元を行き来しながらフィルを集める旅に出る。
基本的に読み進めるだけのゲームで、システムとしては音量調整やメッセージ速度など基本的なことしかできない。
話はあまり練り込まれている感じはせず、パッチを当てても誤字は多いし、キャラに声がないのでHシーンもいまひとつ、話も数時間で読み切る長さで、終わり方にも納得ができなかった。何もかもが中途半端。
シナリオは菅野ひろゆきさんが担当しているとのことだが、菅野さんらしさはほぼ感じられなかった。
グラフィックは、正面の絵はいいのだが、斜めからのアングルだと顔が歪んで見えることが多く、Hシーンの構図もいまひとつ。
唯一、音楽に関してはまずまずの出来だったように思う。
これでフルプライスというのは詐欺に近いのでは、とすら感じた。


「グリザイアの果実」
フロントウィング・ADV
★ ★ ★ ★
軍事訓練を受け、予備役となった青年は普通の学生生活を送るため生徒数わずか5人の全寮制の学校へ転入する。
そこの生徒たちは皆それぞれ重い事情を抱え、それを悟られぬよう日々生活していた。
キャラが非常に個性的で、日常の掛け合いが楽しい。
ただし、全体のテキスト量も多いが、その日常共通ルートもかなり長いので、冗長と感じる人もいるかもしれない。
後半のストーリーは全体的に重く、各ルートによってキャラの捉え方に違和感が出てくるのが難点だが、吸引力もあって楽しめる内容でもある。
また、全体的に下ネタが多く、とてもそのままコンシューマ移植できるレベルではない。
Hシーンもピー音が多用されていて、その辺りは好みが分かれるところ。
この1作だけでも楽しめる作りだが、続編が2本用意されており、そのために明かされない伏線もある。その辺りは一長一短。
グラフィックはかなりきれいで、ワイド画面でプレイするので、キャラも大きくていい。


「グリザイアの迷宮」
フロントウィング・ADV
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作のアフターストーリー5本、ショートストーリー33本、サブキャラHシーンセット、主人公・雄二過去編(続編へのプロローグ)の詰め合わせとなっており、ファンディスクのような雰囲気の作品。
よって、前作を知らないと話が全く分からず、しかしながら続編を意識した作りなので、続編をプレイすのなら確実に押さえておかないといけない位置にある。
アフターストーリーはどれにも存在意義があり、いい出来だった。
ショートストーリーとサブキャラHシーンセットはいまひとつだったが、雄二過去編の出来はかなりよかった。
グラフィックは相変わらずきれいで、今作は音楽の良さも際立っていた。
特にオープニングと雄二過去編のエンディング曲は神がかっている。
シリーズが好きな人は確実に買って損はしない出来となっている。


「グリザイアの楽園」
フロントウィング・ADV
★ ★ ★
上記作品の続編で、シリーズ完結編。
本編の他に、サブキャラHシーンセット、グリザイアの果実のプロローグが収録されている。
話はキッチリ完結しているものの、中盤以降のシナリオがわりとバッサリとカットされていると思われ、やや物足りなさを感じた。
グラフィックと音楽は相変わらずよかった。
プロローグに関しては、雄二の師匠の話かと思いきや、雄二が転校してくる前の学園の話で、出来もいまひとつだった。また、プロローグは本編クリア後にプレイ可能なのだが、本編より先にプレイできた方がよかったかも、と感じた。


「この大空に、翼を広げて」
PULLTOP・ADV
★ ★ ★
高専で廃部寸前のソアリング部を復活させ、手作りのグライダーで数10年に1度起こるという気象現象・モーニンググローリーを飛ぶことを目指す青春物語。
2段階で用意されているオープニング、どこで分岐したのかわからないくらいに自然なシナリオの流れはよかったが、全体的に見ると小粒な印象。小鳥・天音ルートはいいのだが、他の3人が弱い。
背景は非常にきれいだが、斜め角度の顔に違和感があるなど、キャラが少し微妙だった。


「G線上の魔王」
あかべぇそふとつぅ・ADV
★ ★ ★ ★
ヤクザの息子として裏の顔を持つ主人公の前に、”魔王”を追っているという不思議な少女が現れる。
そして、主人公の周りに魔王にかかわる様々な事件が発生する。
システムはオーソドックスなADV。セリフ再生時にBGMの音量を落とす設定ができるのはうれしかった。
シナリオはサブヒロインたちのシナリオや魅力がいまひとつだったのが残念だったものの、メインのハルルートの出来はかなりのものだった。特に、全編に渡るハルと魔王との推理合戦は読み応え十分。
グラフィックは全体的に違和感なくきれいで、主人公以外のフルボイス使用もなかなか楽しめた。


「車輪の国、向日葵の少女」
あかべぇそふとつぅ・ADV
★ ★ ★
日本に似ているようで違う世界の物語。
罪人にはそれぞれ義務が与えられ、義務を破ると強制収容所に送られる。
その義務は、1日が12時間しかなかったり、親の命令を必ず聞かねばならなかったり、異性に触れることができなかったり。
主人公はその義務を負った者たちを管理する特別高等人の最終試験のため、とある田舎町を訪れる。
システムはオーソドックスなアドベンチャーで、気になる部分はなかった。
グラフィックはイベントCGはきれいなのだが、立ち絵とのギャップがあり、いまひとつだった印象。
ストーリーは設定が非常に上手く利用されていて、謎解き部分ではほぼすべての人が騙されていたことに気づかされるだろうと思う。
ただ、各ヒロイン毎のシナリオ共有率が9割以上あり、1人クリアした後はスキップ機能を使うと2時間足らずで他の全てのエンディングが見られてしまう。
エンディングに納得いかないところもあり、謎解きは素晴らしかったが、あまり評価は上げなかった。


「十次元立方体サイファー」
アーベルソフトウェア・ADV
★ ★ ★
ミステリーシリーズと銘打たれたシリーズソフトで、探偵紳士、ミステリートと世界観を共有している。ただし、話としては独立している。
脚本は明確に記されてはいないものの、読めば確実に菅野ひろゆきさんが書いていることがわかる。
伏線の張り方や最後の謎解きのところは、菅野さんの今までの作品の雰囲気と近い。
ストーリーは2種類用意されており、それぞれ全く違うエンディングに到達する。しかし、シナリオの共有率が8~9割あり、片方のシナリオでは有効な伏線も、もう片方のシナリオでは意味を成さないなど、詰めが甘いところも見られる。どちらもわりと楽しめる話ではあるのだが。
システムに関しては、現実世界と同じリアルタイムでストーリーが進行するが、クリックしている瞬間、アイテムを表示している時間などは時間が止まるので、あまり意味をなしていないように感じた。
また、理不尽なくらいバッドエンドが用意されており、こまめにセーブしていないと痛い目にあう。
グラフィックは好みが分かれる絵ではあるが、概ねきれいで安心して見られた。


「黄昏のシンセミア」
あっぷりけ・ADV
★ ★ ★
天女の羽衣伝説が残る田舎町に帰省してきた青年。
青年はそこでゾンビのような腐った動物の化け物に襲われ、そこから羽衣伝説と不老不死について調べ始める。
オーソドックスなADVだが、特筆すべきはフローチャートシステム。
ストーリー分岐をフローチャートとして見ることができ、そこに付箋として様々な情報を書き込むことができる。
分岐条件もわかりやすく、攻略ページいらずなのは非常に助けられた。
しかし、ストーリーは佳作ではあるけれど名作ではなく、メインヒロイン全員をクリアすることで話の輪郭が見えてくるのはよかったが、話の盛り上がりに欠け、いまひとつな印象だった。
また、登場人物もモブキャラ以外の男性キャラが主人公のみで、少し寂しかった。
その他、正ヒロインが実の妹だったり、一応全員18歳以上という断りはあるものの、明らかに10代前半から半ばくらいのヒロインがいたり、とその辺りはプレイしていて大丈夫なのかな、と心配になったりもした。
グラフィックは概ねきれいなのだが、イベントシーンだけでなく、日常シーンでも背景と共に顔などがアップになるシーンが多々あり、背景が荒く見えてしまうのは残念だった。


「DESIRE 完全版」
シーズウェア・ADV
★ ★
かつてPC98用ソフトとして発売され、SSに移植後、再度PC用として発売された作品。
ストーリーには、SS版まででは語られなかったエピローグが追加されている。
PCに戻ったということで、SS版とは比べ物にならないほどHシーンが盛り込まれているが、主人公の1人であるマコト編のHシーンは無駄に多く、ストーリーを忘れてしまうほどなのでやや辟易する。
エピローグ部分でストーリーをハッピーエンドとして完結させているが、かつてシナリオを担当した剣乃ゆきひろさんが一切関わっていないため、この辺り好みが分かれるところ。
ストーリーを楽しむだけなら、SS版だけで十分。


「デュアル・エム-空の記憶-」
アーベルソフトウェア・ADV
★ ★ ★
ミステリーシリーズに属するソフトで、タイトルからはわかりにくいが「探偵紳士」「ミステリート」の番外編的な位置付けの作品。
なので、このソフト単体だけでプレイすることはお勧めしない。
少なくとも「探偵紳士」「ミステリート」をプレイして、世界観や専門用語、主要な登場人物を把握しておかないと十分には楽しめない。
ストーリーはこの作品の中で起こった事件については完結しているが、ミステリーシリーズとしては続く展開になっているので、あくまでミステリーシリーズの中間点にある作品だと思っておいた方がいい。
それを踏まえたうえでプレイすると、ストーリーはなかなかの出来。
ミステリーシリーズをプレイしてきた人なら、それなりに満足できると思われる。
ボイスなしで音楽はミステリートからの流用が多いのは、いつものこととして諦めが必要。
グラフィックは立ち絵はきれいだが、イベントCGで一部違和感があるものもある。
なお、主人公の性格がお世辞にもいいとは言えず、プレイしていてイライラする。


「遥かに仰ぎ、麗しの」
PULLTOP・ADV
★ ★ ★ ★ ★
大学卒業後、新任講師として滝沢司がやってきたのは陸の孤島にあるような超お嬢様学校の分校。
様々な家庭の事情を抱えて本校に通えない生徒たちが集まる分校で、司は様々な生徒と出会う。
基本はオーソドックスなアドベンチャーで、選択肢による分岐は少なく、ゲームというよりかは分岐後のストーリーを楽しむ形。
ストーリーは大きく2つに分岐して、それぞれ3人ずつ攻略可能な女の子がおり、シナリオ的には結構な量がある。それでいて質が高いので間延びしている感じはなく、キャラ的にも被らないので最後まで十分楽しめる。
また、ムービーはないもののグラフィックはかなりきれいで、声も主人公以外はフルボイスで演技もほぼ申し分なく、システム的な不満もなかった。
買った値段分は十分に楽しめること間違いなし。
個人的には本校編のシナリオがお勧め。


「真剣で私に恋しなさい!」
みなとそふと・ADV
★ ★ ★ ★ ★
武術に力を入れている高校の2年生である主人公とその仲間たちの物語。
メインヒロイン5人が全員武士娘、というと色モノに思えるが、ストーリーは非常にしっかりしている。
オープニングがやや長いものの、以降のルートではほぼ被る展開がなく、サブルートは短めながらもボリュームたっぷり。
最終シナリオの犯人がわかりやすいという部分以外は特に気になる場所もなく、熱い展開が多くて引き付けられた。
また声優陣も豪華で(特に男性陣)、名義は違うもののベテラン声優さんも多く、小ネタも満載で楽しめる。
グラフィックもきれいで、全体的にレベルが高い印象。


「真剣で私に恋しなさい!S」
みなとそふと・ADV
★ ★ ★
上記作品のファンディスク兼続編。
前作のヒロイン5人とのアフターストーリーと、新規ヒロインたちの話が楽しめる。
個性的なキャラと豪華声優陣、アニメが追加されたことにより戦闘シーンの迫力も増すなど、正当な進化を遂げている。
ただ、シナリオの半分くらいがHシーンであること、既に続編が意識されているためかキャラの掘り下げが全体的に甘く、広く浅くなった印象があった。
前作の出来がよかっただけに、少しガッカリした部分もあった。


「真剣で私に恋しなさい!A」
みなとそふと・ADV
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作まで攻略不可能だったキャラがほぼ全員攻略できる。本編14人、パッケージ版なら追加で3人分のシナリオがあるので、ボリューム的にはかなりのもの。
1番最初に攻略したいヒロインを選ぶと残りは一本道だが、ヒロインとの関係を深めていく過程は1作目に近く、こういうのが読みたかった、というのを体現してくれている。


「ミステリート~不可逆世界の探偵紳士~」
アーベルソフトウェア・ADV
★ ★ ★
「探偵紳士」の続編。
文章は正に菅野ひろゆきテイスト満載で、ファンならそれだけで楽しめるくらいの勢いがある。
ただし、開発が延びに延びたのと、元はDCソフトだったということもあり、18禁ソフトにしてはHシーンはあってなきが如しくらいであるし、誤字脱字が多く、句読点を文頭に持ってきてはいけない、などの禁則処理がなされていない。
また、ストーリーも本作で完結しておらず、いつ発売されるとも知れない「ミステリート2」に続くところで終わっているため、非常に中途半端な印象。
グラフィックはわりときれいだが、3話だけ背景が異様に稚拙なのが目立った。
「探偵紳士」をプレイしている菅野ファンであれば、お勧めできるのだが。


「ミステリート~ディテクティブ・バケーション~」
アーベルソフトウェア・ADV
★ ★
上記作品のファンディスク。
ショートストーリー2本、簡単な推理もののショートショートが28本、サウンドドラマが3本収録されている。
かなりのボリュームがあるように見えるが、プレイ時間はさほど長くない。
本編に絡むかもしれない重要人物も出てくるが、基本的にはおまけとして楽しむ感じ。
ショートショートはどこまで菅野さんが絡んでいるのか疑問があり、キャラデザも変わっているので、アンソロジーのような感じで捉えた方がいいかもしれない。


「ミステリート~アザーサイドオブチャーチ~」
アーベルソフトウェア・ADV
★ ★ ★ ★
上記作品の番外編的な続編。
ソフト単体として遊べる作りではあるが、前作を知っていないとわからない人間関係や事件もあり、ミステリートの世界としては完結していないので、単体として遊ぶにはそれなりの覚悟がいる。
ただし、ストーリーは非常によく練られていて、前作からのブランクなど微塵も感じられない。
前作をプレイしたなら確実にプレイしておいた方がいい作品。
システムについては、「ハイパーリンクシステム」という”文章中のある単語にマウスカーソルを合わせると下線が表示されてTIPSや別の誰かが主人公のシナリオに飛べる”という作りのため、全文マウストレースが必須。楽しいが、非常に肩がこる。
グラフィックは前作のキャラがグラフィックの変更もなくそのまま入ってきていたりするので、全体的に見るとごちゃまぜの印象。
背景流用も多いが、悪い印象はなかった。
誤字脱字はそれなりに目立つものの、前作のPC版ほど酷くはない。
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ワンダースワン [ゲームレビュー]

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△


「TERRORS2」
バンダイ・NOV
★ ★
3+1本のミステリーが楽しめるサウンドノベル。
数多くのアイドルを起用していることが売り物なので、ストーリーそのものの質はそれほど高くない。
1回読めばバッドエンドでも大体犯人が推測できてしまうし、アイドルのことを知らなければキャストにそれほどありがたみも感じられない。
ただ、電車の中で読むには最適で、いい暇つぶしになる。
また、1話1時間程度で読み終えられるので気軽に楽しめる。
その分、コストパフォーマンスは高めだが。


「半熟英雄」
スクウェア・SLG
★ ★
FC、SFCと移植されてきた作品のWS移植作。
リアルタイムシミュレーションで、ゲームバランスは結構シビア。
私としては、数として考えられる兵士の存在、死んでもさして影響のない将軍の存在など、キャラ1人1人に
思い入れを持てなかったのが嫌だった。
また、くだらないギャグも私の感性に合わなかった。
SFCと比べて新規追加エッグモンスターなどの追加要素はあるが、基本的には同内容らしい。
本当にこの作品に思い入れのある人なら楽しめるかもしれない。


「FINAL FANTASY」
スクウェア・RPG
★ ★
FFシリーズの原点、FCソフト「FINAL FANTASY」の移植作。
もとがFCのRPG初期作だけあって、現在のRPGと比べてヒントが少なく主人公たちに人格がない。
街の人のほんのささいなことまで気を止めていないと、どこに進んでいいのかすぐにわからなくなる。
ストーリーは王道的なものだが、ヒントがないのにやたらと長い伏線があったり、主人公たちに感情移入できなかったり、と悪い意味で古さが目立ってしまったのが残念だった。


「FINAL FANTASY2」
スクウェア・RPG
★ ★ ★ ★
FCソフト「ファイナルファンタジー2」を移植・リメイクした作品。
これこそがFFシリーズの原点とも言える作品だと思えた。
主人公たちがしゃべり、ストーリーもしっかりしているし、古臭さも感じなかった。
システムはレベルという概念がなく、攻撃したりダメージを受けることで成長するところが面白く、はまってしまった。
このハードを持っているなら1度はプレイしてみることをお勧めする。
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Wii [ゲームレビュー]

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△


「ドラゴンクエストソード~仮面の女王と鏡の塔~」
スクウェア・エニックス・A・RPG
★ ★
Wiiリモコンを剣に見立てて敵を倒していく。
剣で敵を切るのは単純に爽快感があってよいのだが、ダンジョンが基本的に1本道で、出てくる敵の数も種類もほぼ固定(メタル系のみランダム)、ストーリー自体10時間程度で終わるくらい短いので、いまひとつな印象だった。
やりこみ要素はあるものの、基本的に同じダンジョンを巡るだけで、飽きるのも早い。


「428~封鎖された渋谷で~」
セガ・ADV+NOV
★ ★ ★ ★ ★
4/28の渋谷を舞台に5人の主人公たちの行動が複雑に絡み合い、1つの終わりに導いていく話。
SS「街」の続編という位置づけで考えて問題ない話で、ストーリーの吸引力はかなりのもの。
システムも扱いやすく初心者でもやりやすくなっている。
写真の見せ方、効果音の使い方など、上手いと思わせる演出が多いのもよい。
おまけシナリオとして、TYPE-MOON制作のものやサウンドノベルシリーズおなじみの我孫子武丸さんが脚本を書いているものもあり、ストーリーでゲームを見る人なら確実に買って損はしない作品。
総プレイ時間が25時間くらい、とやや短めなのが残念。
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セガサターン [ゲームレビュー]

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△


「アンジェリーク Special」
光栄・SLG
★ ★ ★ ★
「アンジェリーク」のSS移植版。乙女ゲームの先駆者的存在。
アニメーションが豊富で、親密度が上がると文字だけのセリフが声優さんの声に変化するところなど感動できて、楽しくプレイできる。
ただ、アニメーションが多くなり声優さんがたくさん話す分、ほとんどの画面切り替えのときにロード時間がつきまとうので、それがもどかしく感じられてしまう。
育成の度に入るムービーがカットできないのも周回プレイにはきつい。


「アンジェリーク Special2」
光栄・SLG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作と比べるとかなりシステム的に改善された部分が見受けられ、好感が持てる。
キャラが大きめになって表情がわかるようになったこと、セリフシーンで今まで顔だけだったものが上半身まで表示されることによって表情が豊かになったことなど、とてもありがたい。
また、前作で気になった育成時の無駄なアニメもなくなり、ロード時間もさほど気にならなくなった。
1つ気になるのは、アニメでキャラが遠くにいるときに輪郭がぼやけること。アップのシーンは問題ないのだが。


「EVE burst error」
シーズウェア・ADV
★ ★ ★ ★
2人の主人公を同時にプレイして、2つの別のストーリーが相関関係を持ちつつ次第に1つになるマルチサイトシステムを採用したアドベンチャー。
ストーリーはよく練り込まれていて、意外性も強くかなりよい。1つ文句をつけるとすれば、最初に犯人の名前を入力するときに、その後の映像を見ることなく犯人が特定できるほどの伏線があればよかった。
グラフィックはきれいだが、キャラの口が一切動かなく、表情もほとんど変化しないので、紙芝居を見ているようであるのが残念。欲を言えば、もっと尺の長いアニメがほしかった。


「EVE The Lost One」
シーズウェア・ADV
★ ★
マルチサイトシステムの第3弾で上記作品の続編。
グラフィック、アニメなどはきれいでADVとしてはいい出来だと思うのだが、シナリオライターが前作と違うのでストーリーがさほどよくない。同人誌的な雰囲気がある。
マルチサイトシステムにしても、CDの切り替えタイミングがわかりやすすぎて、ゲーム性が前作ほど高くない。
選択コマンドもほぼ必要最低限のものしか用意されていないのは残念だった。
また、注意すべきことは前作のネタバレオンパレードであることと、前作から引き続いて登場しているゲストキャラの説明不足。前作を知らない場合はプレイしない方がよいし、決してハッピーエンドではないので、前作を知っていても前作ラストの雰囲気を崩したくない人もまたプレイしない方がよい。


「エネミー・ゼロ」
WARP・ADV
★ ★ ★
巨大宇宙船内で見えない敵を音で聞き分けて倒していく。
敵を倒すための銃はエネルギー銃なので、一定時間パワーをためないと発射できなく、ためすぎてもいけないのでなかなか難しい。
また、セーブとロード回数が限られているために最後の方まで進んだのに、初めからやり直さなければならなくもなる。
ストーリーは意外性があってよいのだが、少々説得力に乏しい感じがする。


「グランディア」
ゲームアーツ・RPG
★ ★ ★ ★ ★
RPGとしては王道を行く作品で、ストーリーは1本道。
スペシャルステージとしておまけダンジョンが3つ用意されているものの、そこを探す以外で行く場所がわからなくなることはまずない。
クリアまで50時間以上かかるゲームだが、それを感じさせないほどストーリーの吸引力は強い。最初はただの明るい冒険活劇のように見えるが、プレイ時間が45時間を超えたくらいから山場が用意されているので、それまでストーリーが全て前振りであったように、そこでストーリーの本当の良さがわかる。
エンディングも感動できるものだった。
システム面に関しては、文句の付け所がなかった。
リアルタイムバトルを採用した戦闘は、攻撃がヒットすれば敵の行動を遅らせたりすることができたり、敵味方全て入力待ち状態になったら時間が早く経過するなど、実際に戦っている雰囲気がよく出ていてストレスを感じることはなかった。
また、敵がフィールド上で歩いているのが見えるので無理に戦闘をしなくても良いし、同じダンジョンにいる限り1度倒した敵は2度と出現しないので、敵を一掃してからダンジョンで宝箱をじっくり探すことが出来るのも良かった。
キャラの成長に関しても、総合レベルの他に使うごとに武器や魔法が強化されていくので、育てがいもあった。
唯一の欠点は、ある程度レベルを上げてしまえば、ボス戦でも一切ダメージを受けることなく勝ててしまうところか。


「クリスマスナイツ」
SEGA・ACT
★ ★ ★ ★
SSを買ったときにおまけとしてついてきたソフト。
SSソフト「ナイツ」の一部をクリスマスバージョンにしてあるのだが、ちゃんとしたストーリーができていて、オープニングからエンディングまでも用意されている。
これをプレイするとナイツもプレイしたくなる。
おまけもいろいろと付いていて、ただでもらえたことがとてもうれしかった。


「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」
elf・ADV
★ ★ ★ ★
様々な並列世界を体験して、その謎を解いていくアドベンチャー。
A.D.M.S.(アダムス)というストーリー分岐をマップとして見ることができるシステムがあるので、普通のコマンド選択方式のアドベンチャーよりもよりゲーム性が高い。新しい道を通ると音が鳴ったり、分岐が近いと知らせてくれたりするので、とても進めやすい。
分岐が埋まっていく満足感を味わえるので、飽きることなくプレイできる。
これほどまでシステムとストーリーが融合した作品は早々ない。
ストーリーはよく作り込まれていてかなりよい。少々難解ではあるが、何度も説明してくれるので最終的には理解できる。タイトルに込められた意味が分かったときには感動できる。
グラフィックはきれいなのだが、瞬きがあって口が動かないのでは物足りない。アニメも所々にはあるが時間も短く質もよくないので、もっと長くするかいっそのことなかった方が清々しい感じがする。
また、アダムスが終了した後のストーリーで、最長で2時間程度ノーセーブで進めなければならない部分があるのには困った。もっと頻繁にセーブポイントを作って欲しかった。


「サウンドノベル 街」
チュンソフト・NOV
★ ★ ★ ★
チュンソフト制作のサウンドノベル第3弾。渋谷の街を舞台に、8人の主人公たちを操作してそれぞれを幸せにしてあげる。
さすがはサウンドノベルの原点である会社だけあって、効果音やBGMの使い方が上手。文章の流れやムービーの入れ方もいい。
ストーリーも面白いが、完結しても何の解決にもなっていない話や決して幸せになっているとは思えない話もあるのは減点。また、新しいシステムを導入した結果として、前作まで多量にあったストーリーに関係のない無駄な選択肢が減ってしまったことが残念。
8人の主人公の全ての行動を把握しつつエンディングに導いていく流れはゲーム性が強くてよかった。


「サクラ大戦」
SEGA・ADV+SLG
★ ★ ★ ★ ★
大正時代をベースにした架空の年代である太正時代を舞台に、帝都の平和を守るために組織された帝国歌劇団・花組(女性6人と主人公の男性で計7人)が悪と戦う話。
今までのSLGとは少し違うゲーム性で、アドベンチャーパートでの花組隊員たちとの接し方で隊員の信頼度が変化し、それが戦闘パートに反映される。よって、信頼度で個々の戦闘力が変化するので戦いに勝ったからといってレベルアップはしない。
ゲームを通して信頼度が1番高い女の子とエンディングになるマルチエンディングだが、メインヒロインのさくら以外のエンディングはムービー短めで少々残念。
1回クリアするとミニゲームの花札が楽しめたり、ゲーム中のムービーシーンが見られたりするので、いつまでも遊べる。これで花札を覚えたという人も多いくらい、花札はよくできている。
ストーリーはテレビアニメ仕立てで面白く、意外性もあってよい。
また、アニメーションやポリゴンの完成度が高くとてもよい。


「サクラ大戦2」
SEGA・ADV+SLG
★ ★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
新キャラが花組に2人加わり、その他脇役も充実している。
システムも進化して、前作以上にのめり込めるし、クリア後のお楽しみも増えた。
戦闘パートで戦略性が上がったのもいいし、難易度も丁度よい。
ストーリーは先が読めてしまうのが残念だが、魅力は十分あるし、途中に戦闘パートのない話を入れてくれたのはうれしかった。
グラフィックもさすがだが、必殺技ムービーのポリゴンが少々弱い。後は文句なし。
長く遊べる。


「サクラ大戦 帝撃グラフ」
SEGA・ETC
★ ★ ★
サクラ大戦シリーズのファンソフト。
番外編のストーリーとミニゲームが収録されている他、内容の濃い用語集や画集、クイズなどがある。
番外編のストーリーは信頼度によって劇の役が変わるので、何度も遊べる。
ミニゲームは何と言っても花札。味方の全キャラと対戦出来るのがいい。
ファンならば十分に楽しめる内容。ただし、グラフィックはやや弱め。


「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド」
SEGA・ADV
★ ★
TVシリーズの8話から12話の間に起こった番外編をゲームにした作品。
しかし、ゲーム性はほとんどない。ストーリー分岐も後半の1ヶ所のみで、ゲームをしているというより、OVAを見ているという印象。
けれども、OVAと割り切っても性格設定のずれが感じられたり、ムービーが少なかったりするので、プレイしていて微妙な感じにはなってしまった。フルボイスであることと画質が高いことが救いの作品。


「デザイア」
シーズウェア・ADV
★ ★ ★ ★
マルチサイトシステムアドベンチャーの第2弾。ただし、シナリオはEVEよりも先にできていたもの。また、Disc2枚組であるが、ストーリーの関係上2枚にわけただけで実際には1枚分の容量。
システムは前作で不満であった部分が解消されて、進化している。
ストーリーは意外性が強くて、最後は泣ける。たくさんの伏線が張られているので、それを確かめるために2回目をプレイするのもいい。
しかし、ゲームとして見たとき、ストーリーが進むにつれてゲーム的要素がなくなってしまったのは残念。
Disc2はゲームではない。


「七ツ風の島物語」
エニックス・ADV
★ ★ ★ ★
失われた物語を完成させるというのがゲームの目的。
主人公・ガープ博士のとった行動がそのまま絵本になって章末に読み返すことができる。
監督の雨宮氏が何十年も暖めた構想で作られたストーリーだけあって、完成度が高くとても感動できる。
グラフィックもきれいで、個性的なキャラや世界観もいい。
虫集めなどののめり込める要素もある。
気になるのは、ストーリーがすごく詰まりやすいことと、ロード時間は気にならないものの目的の場所への移動が面倒なこと。気が短い人がプレイすると、すぐに投げ出してしまう可能性がある。


「MYST」
サンソフト・ADV

本の世界に閉じこめられた主人公を操作し、謎の島を探検してその島の謎を解くという世界的に有名な作品。
このゲームはユーザーを選ぶ。
ヒントが少なく、回りくどいやり方で謎を解いていくことに情熱を感じられる人には向いているが、移動が面倒で謎解きに詰まるとすぐに攻略本などに頼ってしまう私のようなタイプには向いていなかった。
グラフィックもきれいでムービーは感動できるくらいすごいものだが、難しすぎて途中で投げてしまった。


「リアルサウンド~風のリグレット~」
WARP・ADV
★ ★ ★
映像が全くなく、音声のみでプレイするという異色の作品。
テレビではなく、ステレオにつないでプレイすることも可能。
ストーリーは恋愛もので、あまり好きなジャンルではなかったのだが、それなりに面白くプレイできた。
ただ、ストーリーに意外性をつけているつもりなのだろうが、中盤で先が読めてしまった。
しかしながら、音声のみであるということにも関わらず、「そんな怒った顔しないで。」「手を振り上げないで。」など、実際では違和感のあるドラマCDっぽいセリフの表現がなかったことには好感が持てた。
マルチエンディングを採用してはいるが、Disc4を抜かして選択肢をいろいろ変えてもストーリーにほとんど変化がなく、スキップ機能もなく、分岐も少ないので1度聞いたことのあるシーンをただ聞いている時間が長いことなど、セカンドプレイ以降はかなりの苦痛を強いられる。
また、出演しているのは声優ではないので、序盤のセリフ回しは正直下手だと感じたが、終盤くらいになると気にならなくなっていた。


「リンダキューブ 完全版」
アスキー・RPG
★ ★ ★ ★
ある期間内で決められた数のつがいの動物を集め、箱船に登録することを目的にしたRPG。
PCエンジン、PSでそれぞれ発売された同名タイトルソフトにトライアルモードとサントラが追加してある。
シナリオは3+1本用意されていて、同じ登場人物の平行世界を楽しめる。
動物を集めながらそれぞれのストーリーが進行していくので、動物集めに飽きることはない。その3本のストーリーは、どれもよくできている。
動物を捕まえる方法は戦って弱らせるだけでなく、罠を仕掛けたりオークションで買ったりすることもできる。最終的につがいになっていればいいということで、その辺りの自由度の高さには感心させられた。
また、動物と戦うときにダメージを与えすぎると動物が飛び散ってしまって捕まえることができないなど、戦いの駆け引きが楽しい。
かなり質が高く長いアニメがある一方、フィールドのグラフィックが弱く、動物もグロテスクなものが多い。リメイクするのであれば、そこも直してほしかった。


「ルナ~シルバースターストーリー~」
角川書店・RPG
★ ★ ★ ★
非常にオーソドックスで王道を行くRPG。
戦闘にややシミュレーション要素はあるものの、基本はRPG。
一人の少年が少女を助けるために旅をする、というこれもまたRPGの王道的なストーリー設定だが、かなり練り込まれていて、一本道でも十分引き付けられる。
全長40分超のアニメは画面が小さいものの、かなり質が高い。できれば、エンディングのスタッフロールの
後にもう少し長いアニメを入れてほしかった。
戦闘シーンにおいて、用意されている魔法は少ないが、必要最低限のものはあるので特に気にならない。キャラのHP表示が小さく、やや見にくいのが欠点。
ゲーム全体を通して、ロード時間が長いのがテンポを悪くしている。
読み込みに平均6~7秒かかるのは、いくらなんでも長すぎる。


「ルナ2~エターナルブルー~」
角川書店・RPG
★ ★ ★
上記作品の続編。時代設定が前作の数百年後となっている。
ストーリーは相変わらずの一本道で、王道的な内容。ただし、主人公のキャラが弱いので、終盤のストーリーの盛り上げについていけないところがあった。エンディングを迎えた後で更にストーリーが続いて行く手法は良かったのだが。
アニメは全画面表示となって画質も良く、前作の倍以上収録されているので、アニメを見るために進めたくもなった。
しかし、アニメ以外の部分は前作と比べて進化が見られなかった。
長いロード時間、見えていてもほとんど回避不可能な敵、この辺りをもっと調整して欲しかった。
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プレイステーションポータブル [ゲームレビュー]

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△


「アナタヲユルサナイ」
AQインタラクティブ・ADV
★ ★
PSPを縦にしてプレイするノベルゲーム。
PSPが縦になることによるメリットはほとんどなく、とにかくプレイしにくかった。
基本的に肩が凝るし、主に左手を使うことによるストレスも大きかった。
また、ボイスなしなのにメッセージスピードを調整できないのは、メッセージスピードが全体的に遅いというのもあって辛かった。
ストーリーはオムニバスに見えて、実は全て繋がっている。
その仕様のためか、ストーリーは1本道でバッドエンドもわかりやすい。バッドエンドをコンプリートしても新規ストーリーなどはなく、ボリューム的にはいまひとつだった。
ストーリーそのものはそこまでハッピーエンドとして終わらないので、好みが分かれるところか。


「俺の屍を越えてゆけ」
アルファシステム・RPG
★ ★ ★ ★
PSソフトのリメイク作品で、様々な追加要素やバランス調整がされている。
世代交代RPGと謳われているゲームで、主人公の一族は最長2年で死んでしまう。そのため、戦闘メンバーが同じになることは数少なく、キャラを入れ替わり立ち替わりさせつつ強化していくことになる。
また、非常に自由度の高いゲームで、ラスボス撃破までの道程は子孫を絶やさないでいれば、その間何をしていてもいい。いつラスボスに挑んでもいいし、どのダンジョンに入ってもいいし、どんな進め方でも極端なことさえしなければキッチリクリアできるようになっている。
その辺りが非常に新鮮で楽しめたし、ストーリーも一筋縄でいかないものとなっていてよかった。
唯一の欠点は、術のエフェクトが微妙に長いこと。後半の雑魚敵で術を連発されるとかなりイライラさせられた。


「コープスパーティ ブラッドカバー リピーティッドフィアー」
5pb.(チームグリグリ)・ADV
★ ★ ★
同人ゲームの移植版で、呪われた廃小学校からの脱出を目指す。
難易度は高く、油断したら死ぬという触れ込みではあるが、油断しなくても死ぬ。
用意されているバッドエンドも多いので、コンプリートを目指すなら攻略ページ必須となる。
シナリオの出来はかなり良く、先が気になる吸引力がある。
グラフィックはSFC並だが、チビキャラ達はよく動くし、かなり描き込まれているので、十分怖い。
反面、非常にバグの多いゲームで、後半になるに連れフリーズは増えるし、取り返しのつかないところでセーブしてしまった時のやり直しもつらい。
音声がフルボイス仕様なのはいいが、頻繁に読み込みが入るのでテンポが悪く、画面切り替え時は数秒操作を受け付けなくなるので、プレイしていてイライラすることが多かった。
シナリオがいいだけに、システム面をもっと作り込んでほしかった。


「スーパーダンガンロンパ2」
スパイク・チュンソフト・ADV
★ ★ ★ ★ ★
「ダンガンロンパ」(下記参照)の続編。
舞台を閉鎖された学校から常夏の島に移し、そこで起こる殺人事件を容疑者全員による学級裁判で解決していく。
システムは前作を進化させた形になっていて、アクション性がより高くなり、その分難易度の幅もスキル設定の自由度が上がって、より広くなったと感じた。
推理の難易度も前作より高くなった印象で、結末が読みにくくなっていた。
ストーリーは序盤こそ前作とは独立した作りだったが、終盤になるに連れ前作との絡みが強くなり、最終章は前作を知らないと話がわからないくらいのレベルなので、前作プレイは必須。
その分、前作の謎もここで全て解明されるので、前作をプレイしたのならプレイすべき作品となっている。
また、今作はおまけもかなり充実していて、クリア後もかなり遊べてよかった。


「タイムトラベラーズ」
レベルファイブ・ADV
★ ★ ★
5人の主人公を操作し、バッドエンドを回避させつつストーリーを進める。
「街」「428」と同タイプのゲームで、発売元は違えど制作者は同じ。
難易度はかなり優しく設定されていて、5人の主人公を本当に自由に動かせるようになるのは物語のかなり後半になってから。
なので、本来のゲームの良さを失わせている感じがした。
PSP版以外にもPSVita版、3DS版とマルチプラットフォームで発売されているが、PSP版についてはブラックアウトからのフリーズが頻発し、グラフィックも粗いのであまりお勧めできない。
ストーリーに関しては相変わらずよい出来で、読後感もよかった。


「ダンガンロンパ」
スパイク・チュンソフト・ADV
★ ★ ★ ★ ★
閉鎖空間で起こる殺人事件を、容疑者全員で学級裁判を開き、解決していく推理物。
学級裁判では様々なアクション要素が取り入れられており、スピード感も相まってものすごく吸引力が強い作りになっている。
話そのものにも上手く伏線が張られており、話の流れが上手いと感じることが多かった。
難易度も3段階から選べるのに加え、スキルの設定によりかなり自由に変化が付けられるのがよかった。
グラフィックはわざとチープ感が出るようにしているのか、ややとっつきにくい感じがするところだけが残念。慣れるとこれが味だと思えるようになる。
学級裁判は有名声優さんたちによるフルボイス仕様なので、非常に豪華だと感じるし、出来も凄くいい。


「どこでもいっしょ」
ソニー・ETC
★ ★ ★
PS「どこでもいっしょ」の移植作品。
5人のポケピから1人選び、言葉を教えたりして会話を楽しむ形式は前作と同様。
PSはポケステがないと遊べなかったが、こちらはソフトのみでOK。
ゲーム画面上でお出かけしたり、部屋の模様替えが自由に行えたり、ポケピ間で教えた言葉が継承されたり、会話ロジックが増えたり、と正当な進化もしている。
ただし、PS版と半分くらいは会話ロジックが同じだったり、ポケピとある程度会話をしないと日時が進んでいかないなど、単純にクリアだけしたいときはやや不便な形となった。
PS版をやり込んでいると飽きも早い。


「.hack//Link」
バンダイナムコ・RPG
★ ★
.hack//シリーズの集大成という位置付けのソフト。
しかし、前作、前々作とはシステムをガラッと変えていて、別物のゲームのようになっていた。
仲間を1人しか連れて行けない、ダンジョンが自動生成ではないなど、ネットワークゲームをプレイしている雰囲気が薄くなり、ダンジョンも敵もパターンが非常に少なく、展開がワンパターン。
戦闘はそれなりに面白かったが、必殺技のムービーがカットできない、ミスをしていないのにコンポが途切れるなどストレスが溜まる要因もいくつかあった。
ストーリーは全シリーズの総集編的な部分があり、漫画や小説などの全シリーズのストーリーが出てくるところは一長一短。
基本的に同じストーリーを追体験する仕様なので、このシリーズが好きだった人ほどストーリーを既に知ってしまっている形になっている。
声優さんをオリジナルキャストで起用しているなど、ツボを押さえている部分もあるのだが、出来栄えはいまひとつだった。


「TRICK×LOGIC」
ソニー(チュンソフト)・ADV
★ ★ ★ ★
短編の推理小説を読み、トリックや犯人を推理するゲーム。
参加している作家さんは我孫子武丸さん、有栖川有栖さん、綾辻行人さんなど、有名どころも多い。
ソフトの販売方式が少し変わっていて、「TRICK×LOGIC Season1」にシナリオが途中まで収録されていて、残りはダウンロードするか「TRICK×LOGIC Season2」を買うかのどちらかになる。
ゲーム上の制約があって推理する幅は制限されてしまうが、タイトルの通りトリックや犯人を理詰めで考えていくので、推理していく上での理不尽さはあまり感じなかった。
6~7割推理できればクリアできたり、逆にトリックがわかっているのにゲーム中に選択肢が出てこないなどはあるが。
また、推理小説を解くのとは別にゲーム内での話も進行するが、この声優さんたちが声優未経験の人が多く、かなりの大根で、聞くのが苦痛だった。
フルボイス仕様でなかったのがせめてもの救い。


「モンスターハンターポータブルG」
カプコン・ACT
★ ★ ★ ★
とある村を拠点にしてモンスターを倒し、獲得した素材を売ってお金を手に入れたり、装備に加工してより強いモンスターに挑んだり、という自給自足生活を営むゲーム。
敵のHPは見ることができず、弱り方を見ておおよそのダメージを推測したり、モンスターを倒す以外にも、釣り・採掘・虫取りなどなどの採集生活を楽しんだり、と本当に自給自足の狩猟生活をしている雰囲気がかなりいい。
単純にキャラを育てれば敵に勝てるわけではないので、アクションが苦手だと中盤の飛龍戦で詰まることもある。
やや敷居は高め。
また、終盤になればなるほどアイテムがかさむのにアイテムボックスからアイテムが溢れるのと、ロード時間が長いのは辛かった。


「モンスターハンターポータブル2ndG」
カプコン・ACT
★ ★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
基本的なシステムは前作と同様で、新しいフィールドやモンスターが多数追加されている。
前作で不便に感じたところにはほぼ全て手が加えられ、より快適にプレイできるように改良されている。
正にかゆい所に手が届く状態。
ロード時間もメディアインストールをすることにより短くなるようになっている。
システムが改良され、クエスト数が増えたことで、前作よりも手詰まりになってしまう状態が少なくなり、間口は広がってはいるが、難易度が高いものも多数用意されていて長く遊べる。


「モンスターハンターポータブル3rd」
カプコン・ACT
★ ★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
基本的な部分は前作と同様だが、フィールドやモンスターはほぼ一新され、既存モンスターにも新モーションが多数追加されている。
そのため、前作をやり込んだ人にも新鮮さがあり、いきなり作業的になることはない。
また、武器モーションもかなり変更されているので、前作に慣れている人は最初戸惑うかもしれない。
システムは前作をさらに扱いやすくした作りになっていて、いろいろ改良されているということもあり、快適にプレイできる。
ただし、難易度はやや高め。前作をプレイしたことがなく、基本的にソロプレイだと最後まで進めるのにかなり苦労する。
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ニンテンドー64 [ゲームレビュー]

「タイトル」
メーカー・ジャンル

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△


「スーパーマリオ64」
任天堂・ACT
★ ★ ★ ★
人気アクションゲームのマリオシリーズの初の箱庭型3Dアクション。
盗まれた120枚のスターを集めていく。
簡単なところからだんだん難しくなっていき、自然にテクニックが身に付いていく。頭を使わないとスターをもらえないところもあるのはなかなかいい。
3Dアクションの王道をまっしぐら、とても楽しませてくれる。
唯一の難点は、ジュゲムがマリオを撮影していて、その画面をプレイヤーが見ているという設定なので、見やすい視点を勝手に変えられて一々変更するのがもどかしく感じられてしまうところ。


「ゼルダの伝説 時のオカリナ」
任天堂・A・RPG
★ ★ ★ ★ ★
ものすごくバランスの良さを感じさせてくれるゲーム。
時間の経過からダンジョンの謎解き、ボスとの戦い方、ミニゲームまで簡単過ぎるということも難しすぎるというところもない。
謎解きは慣れるまでは少し難しいが、コツがわかれば解く楽しさを十分味わえる。
ストーリーは単純ながら最後まで楽しめるもので、エンディングも感動できる。
グラフィックは通常画面とムービーとの間に全く差がないので、画面のつながり方がきれいでよい。
その他の音楽、セリフまわし、文句の付け所がなかった。


「ヨッシーストーリー」
任天堂・ACT
★ ★ ★ ★
赤ちゃんヨッシーが主役の2D(というより2.5D)アクションゲーム。
赤ちゃんヨッシーがとにかくかわいい。また、世界観も絵本の世界で手作りの雰囲気があってよい。全体的
に柔らかい雰囲気で、女の子向け。
操作性や難易度など、マリオシリーズのアクションだけあって難しすぎず丁度よい。
難点を上げるとすれば、用意されているステージが24しかなく、1ステージで遊べる回数も少ないこと。せめてこの5割増くらいはほしい。


「ワンダープロジェクトJ2」
エニックス・ADV
★ ★ ★ ★ ★
インターフェースロボ「バード」を操作して、ギジンのジョゼットとコミュニケーションをとって挨拶など25項目を教えていく。
ジョゼットは人工知能AI以上の人工人格が搭載されており、自分で考え行動し、成長していく。
ジョゼットとの接し方を変えることによって、ジョゼットはいろいろな性格に変化する。
クリアまでのプレイ時間自体は短いが、ストーリーを無視してジョゼットと遊びまくることも可能。
ストーリーはラストがやや都合よく見えるが、泣かせてくれるいいストーリー。
ジョゼットは好奇心旺盛なのでこちらが何もしないでいると、いろいろなアクションをしたり質問してきたりするのでいつまでも飽きずにプレイできる。音楽もいい。
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