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タ行-4 [コミックスレビュー]

「タイトル」
作者・既刊数・出版社(掲載誌)

「ドラグーン」
たつねこ・全1巻・エニックス(Gファンタジー)
★ ★
突然異世界に入って勇者にされてしまった少女が、その世界で邪なる者を倒すために冒険をする物語。
ファンタジーとしては王道に当たる話で、どこかに特徴があるというわけではない。しかしながら、全体的に読みやすくはある。
これはエニックスから出版されているが、実際はエニックスとは別の雑誌に掲載された作品で、非常に中途半端なところで終わっている上に続編はないので、注意が必要。

「DRAGON SISTER!」
nini・全6巻・マッグガーデン(マサムネ)

一言で言えば、三国志の女の子バージョン。
関羽や張飛が女の子として描かれていることに拒否反応が出る人は触れない方が無難。
三国志をほとんど知らない私から見ると、話がかなり急展開で固有名詞が多く、読みにくい。
キャラの個性もいまひとつ。
最後はかなりの駆け足展開で、しかも打ち切り。
最終的には武将が女の子になった意味がどれだけあったのか大いに疑問が残った。

「DRAGON’S HEAVEN」
深見真×笹原夕生・全3巻・スクウェア・エニックス(ヤングガンガン)
★ ★
街の正義のヒーローとして悪者を退治していた少女。その少女がひょんなことから悪者たちに制裁を加える龍園というグループに入ることになる。
要は主人公の少女の成長物語なのだが、発生する事件がそこまで勧善懲悪ではなかったり、完全なハッピーエンドで終わるものではなかったりして、そこそこ引き付けられるものはある。
絵もそれなりに迫力があるので、悪くはない印象。
ただ、主人公のヘタレ具合が結構気になってしまい、もう少し成長しないとダメだな、とは感じていた。
最後は打ち切りで、終わり方はちょっと微妙だった。

「ドラゴンボール」
鳥山明・全42巻・集英社(ジャンプ)
★ ★ ★
7つ集めると願いの叶うドラゴンボールを巡る物語。世界中で翻訳発行され、原作終了後もアニメが放映され続けていた人気作品。
28巻くらいまではかなり面白く、評価は5をつけてもいいくらいなのだが、それ以降はダラダラと続いてしまった感じで評価はぐっと下がる。
強さの基準もだんだん高くなっていて、最初の方の強敵も最後の方ではザコ扱い。
ドラゴンボールも最後の方は願いを叶えてくれる便利な道具と化しているし、死んだ人は生き返りすぎ。
これでは、命を軽視してしまう。
ラストも中途半端で納得できない。
よって評価はきつめにした。

「ドラゴンリバイブ」
井田ヒロト・全2巻・スクウェア・エニックス(ガンガン)
★ ★
全てを破壊する力を持つといわれる龍の刻印を体に刻んだ者。
その刻印を持ち、誰かに追われる少女を助けた少年にもまた龍の刻印を持っていた。
全体的なテンポはいいのだが、画面に描き込み過ぎていて若干読みにくいのが玉に傷。
話に勢いがあってよかったのだが、前振りが長すぎたのが原因か、2巻で打ち切り。
中途半端な終わり方であるのが痛い。

「とらねこフォークロア」
東まゆみ・全6巻・マッグガーデン(ブレイド)
★ ★
無愛想で友達のいない少年は、高校入学を機に友達を作ろうとがんばる。
そんな中で知り合ったクラスメイトとの話から、学校で起こるオカルト事件を調べることになる。
学園物・オカルト・退魔師物・マスコットキャラ登場などなど、とにかくいろんな要素を詰め込んでいる。
ただ、それらが全てありがちな範囲に収まるもので、いろいろな要素はあるけど特に個性は感じられないのが辛い。
絵の力だけで何とか持っている印象。
話は6巻も続いた割には打ち切り仕様の終わり方で、描くべきところも描けないまま終わってしまっていた。
これなら買わなければよかった、というレベルだった。

「DRAMATIC IRONY」
藤崎竜・全1巻・集英社(ジャンプ)
★ ★
バーチャル世界で漫画を楽しむようになった世界で、少年は「ドラマティックアイロニー」という漫画を読み、その世界を体感していく。
表題作の他に3本の読み切りが収録されている短編集。
「milk junkie」はわりと面白かったが、その他はあまり面白くなかったので評価を下げた。
「封神演義」(ハ行参照)の外伝も掲載されているが、かなり世界観が崩れているので、本編が好きだった人は読まないほうがいい。

「ドリームネットPAPA」
柴田亜美・全4巻・講談社(アミ)
★ ★ ★ ★
離婚した妻が死んだのをきっかけに、1歳の息子を引き取ることになったゲーム会社で働く男。
この息子が天才児で、1歳にして大学の卒業単位をすべて取得し、世界に1つしかないゲーム機まで開発していた。
そのゲーム機を奪うために、男のライバル会社がいろいろと刺客を送り込んでくる。
この話も柴田さんらしく笑わせてくれ、登場人物も少ないので読みやすい。
最終回は無理に最終話を描いた雰囲気はあるが、一応のまとまりは見せている。
もう少し長く続いてほしかった。

「鳥籠学級」
真柴真・全7巻・スクウェア・エニックス(Gファンタジー)
★ ★ ★
記憶喪失のミカゲは拾ってくれた教師の好意でとある学園に転入する。
しかし、教師の本当の目的は、ミカゲの行動によって並行世界の悲劇を回避させることだった。
一見すると絵はシリアス100%なのだが、実際読んでみるとシリアスとギャグが半々くらい。
キャラの個性は強いものの、いまひとつ引き付けるものに欠ける印象。
つまらないわけではないのだが。
最後もきれいに終わってはいるが、少し人物の掘り下げにページを割きすぎていたように感じた。

「トリコ」
島袋光年・全43巻・集英社(ジャンプ)
★ ★ ★ ★
世はグルメ時代。様々な未知の食材を求めて、美食屋は未開の地を探索する。
その美食屋のカリスマであるトリコの物語。
絵は決して上手いというわけではないのだが、テンポの良さとキャラの濃さでかなりのバトルシーンで魅せてくれる。
話もわりとサクサク進んでくれるので、読んでいてストレスがない。
ただ、終盤に人間界とは別のグルメ界の話に入るのだが、ここからあまり話についていけなくなってしまった。終わり方はきれいだったので、グルメ界の話さえもっと魅力的だったら最高評価でもよかった。

「TRICKYS」
新井さち・全4巻・エニックス(ガンガンWING)
★ ★ ★
殺し屋の組織から足を洗い、何でも屋として働く3人の物語。
物語序盤から化けそうだな、と感じながらついに最終回まで化けなかった作品。
作中で、それは絶対に現実でありえない、というものが結構あったのが原因かもしれない。
それでも評価を下げなかったのは、最終回直前がいい感じに盛り上がったから。
ただ、最終回はその分肩透かしを食らったが。
絵は安定していて読みやすかった。

「トリフィルファンタジア」
夜麻みゆき・全2巻・スクウェア・エニックス(Gファンタジー)
★ ★ ★
とある惑星のオアシスにある小さな町のパン屋さんに住む3人の少年・少女の物語。
日々ちょっと不思議なことが起こるのんびりした雰囲気の話で、作者らしいといえばらしい話。
特に伏線などはなく、1話読み切りと考えていい。
いまひとつ引き付ける力が弱い部分があるが、絵が好きなら読んでもいい。

「トリリオンゲーム」
池上遼一・小学館(ビッグコミック)
★ ★ ★ ★
1兆ドルあれば世界の全ての物が買える、という前提の下、大学を卒業したばかりの青年2人が会社を立ち上げて総資産1兆ドルを目指す話。
原作が稲垣理一郎さんなので、主人公が口先だけで世の中を渡っていそうで実はしっかりとした戦略を持っているところなど、いろんな部分で原作者らしさを感じる。
1巻の冒頭で青年2人が総資産1兆ドルを達成することは既に語られていて、過去を振り返る形で話は進んでいく。なので、割と安心して読んでいられる。
作画がかなり高齢の方なので、絵柄が半世紀くらい前の劇画調で全体的に表情が硬く見えるのが残念。

「鳥を見ていた朝」
夢路行・全1巻・スタジオDNA(ぶ~け)
★ ★ ★
公園で怪我をしている鳥を見つけて戸惑っている少女を見つけた少年。
それがきっかけで2人は付き合い始めるが、少年は動物大好きで、少女は動物が大嫌いだった。
ほのぼのとした少女漫画、といった感じで、全体的な個性は薄いが、安心して読める。
高校生くらいの心理描写を上手く表現できている。

「どろろんぱっ」
室山まゆみ・全5巻・小学館(てんとう虫コミックス)
★ ★ ★ ★
ある一家が引っ越してきた家には浮遊霊が住み着いていて、追い出そうとするが結局同居することになる。
5分アニメだが、一応アニメ化されたことのある作品。
ギャグ漫画にしては珍しく、話がちゃんと完結していて、その終わり方も納得できる。
よって評価は高め。

「とんでも勇者」
白井寛・全1巻・エニックス(ギャグ王)
★ ★
異世界に召還されて勇者となってしまった少年の冒険をギャグで描いたもの。
笑える部分もあるが、そうでない部分の方が多い。
絵がもう少し上手だったら、もう少し笑えたかもしれない。
この段階の絵では、表情が固まっていて、画面に張り付いたように見えてしまう。

「曇天・プリズム・ソーラーカー」
村田雄介・全2巻・集英社(ジャンプSQ)
★ ★ ★ ★
10歳で父親を亡くし、鉄工所で働きつつ大学進学の資金を溜める少年。
少年はある日工場長から、大学生たちが行うソーラーカープロジェクトの手伝いをするように頼まれる。
ソーラーカーの制作からレースまで話がきれいに入っていて、全2巻とかなりまとまりのいい作品になっている。
ソーラーカーのウンチクも面白く、人間模様も悪くない。
絵もかなり迫力があってよかった。

「とんぬらさん」
セレビィ量産型・全9巻・一迅社(REX)
★ ★ ★ ★
ふてぶてしくて上から目線でしゃべる捨て猫・とんぬらさん。
その猫を拾った一家ととんぬらさんの日常が描かれる。
とにかくとんぬらさんの強烈な個性がいい。
ふてぶてしいのに憎めない、振り回されたいと思ってしまうそのキャラ作りに脱帽。
とんぬらさん以外のキャラもいい味を出していて、毎回面白く読める。
ただ、終盤は割とマンネリ化してしまい、最後は打ち切り。とんぬらさんの兄弟が全員出る前に終わってしまったのは痛かった。

「どんまいプリンセス」
楠桂・全2巻・集英社(マーガレット)
★ ★ ★
前世での恋人と再会を望む男の子がようやく出会えた恋人の生まれ変わりの女の子は、漫画に夢中で現実世界には全く興味がなかった。男の子は女の子を振り向かせようと、様々な努力をする。
少女漫画にしてはテンポがいいのでサクサク読める。
欠点と言えば、前作「Dの封印(タ行参照)」にもあったように、ストーリーのネタバレを作中の1/4スペースでしてしまっていること。コミックスだけの読者のことも考えて欲しい。

◆これ以下は全てゲームのドラゴンクエスト関係のコミックスです。
全てタイトルの先頭に「ドラゴンクエスト」と付くので、ここではあえてサブタイトルのみの表記とさせて頂きました。

「1Pコミック劇場」
作者多数・全11巻・エニックス(ギャグ王)
★ ★ ★
ドラゴンクエストのゲームエピソードを1Pショートギャグにしたコミックス。
作家によって面白い作品とそうでない作品があるので、評価はここに落ち着く。
面白い作家をあげると、牧野博幸、浅野りん、川本祐太郎。

「エデンの戦士たち」
藤原カムイ・全14巻・エニックス(ガンガン)
★ ★ ★
PSソフト「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」を漫画化した作品。
ゲームの漫画化としては非常に上手い部類に入り、ストーリーはオリジナルを入れつつゲームに忠実。
しかし、話の進むスピードがかなりゆっくりな上に、キーファ離脱辺りまでで話が終わってしまった。
絵に関しては作者が「ロトの紋章」と同じなので、安心して読める。

「精霊ルビス伝説」
阿部ゆたか・全7巻・エニックス(Gファンタジー)
★ ★
ドラクエロトシリーズに登場する精霊ルビスが神になるまでの物語。
原作は久美沙織さんの小説だが、小説と漫画とでは内容がかなり違う。
本編よりも序章の方が倍以上長いという特殊な作りで、全7巻の内5巻が序章で本編が2巻しかない。
序章はかなりのスローペースで進んでいたが、本編になるとかなりのハイペースとなり、原作のかなりの部分が省かれていた。
序章はほとんど小説に書かれていない部分で原作の再現度が低かったり、絵が原作とかなりかけ離れているなど、残念な部分が多かった。
ガンガンファンタジー(現Gファンタジー)創刊当時の目玉作品だったが、人気はそれほどなかったらしくコミックスの発行部数も次第に少なくなり、全7巻の割にはすぐに再版もされなくなった。

「VII 4コママンガ劇場」
作者多数・全8巻・エニックス
★ ★
「ドラゴンクエストVII」のみの4コママンガ集。
もとからの4コマ作家の他にも新規作家を多めに参加させているが、どの作品もパッとしない。
中にはそれなりに面白い、というものもあるが、本全体を通すとレベルは低め。
ゲームをやり込んだ人ならそれなりに楽しめるだろうが。

「ダイの大冒険」
稲田浩司・全37巻・集英社(ジャンプ)
★ ★ ★
勇者を目指す少年ダイが魔王軍と戦いながら世界を救うまでの話。
ドラクエシリーズと共通する部分は呪文とザコモンスターのみで、別の物語と考えた方がいい。
伏線がしっかりしているが、その伏線はやや長すぎる。
続編として魔界編が用意されていたという話もあり、伏線のほとんどはきちんと処理されているが、謎のままの部分もある。
また、死んだと思っていたのに生きていたというキャラが多すぎるのはマイナスポイント。
誰も物語の中心になりえるキャラで、壮絶に死んだ場面があるのに、生きていたとわかるときは安心するより呆気にとられる。
絵は最初の方は見られたものではなかったが、次第によくなって中盤からはとても見やすくなった。

「天空物語」
幸宮チノ・全11巻・エニックス(Gファンタジー)
★ ★ ★
SFC「ドラゴンクエストV」でゲーム中では空白になっている部分、主人公の子供たちが両親を捜す旅をしたところを漫画化した作品。
読み始めはあまり期待していなかったのだが、うまく構成されていて、最後はきれいに終わっている。
ただし、中盤が非常に長く、中だるみ感が強いのが欠点。
絵柄は目が大きすぎる感じがするが、それほど違和感はない。

「プリンセスアリーナ」
八坂麻美子・全5巻・エニックス(Gファンタジー)

FC「ドラゴンクエストIV」の登場人物、アリーナを主人公にした作品。
とにかくこの漫画は脚本が悪かった。
アリーナが主役であった部分がゲームでは短かったためか、漫画では序盤からかなりオリジナル部分が含まれていた。
そのせいで、脚本がなくなった後も八坂さんはその伏線回収に手一杯、という感じで最後は打ち切り。納得のいくものではなかった。
八坂さんは前作「天地創造(タ行1参照)」でシナリオ配分を計算出来ていなかったので今回は脚本を、となったのかもしれないが、最初から八坂さんに全て任せてしまった方がよかったと思える。
唯一、脚本が外れた後の1回目(新たなる旅立ち)だけがいいと思えた。
絵柄は極普通に読めるだけの実力は持っている。

「幻の大地」
神崎まさおみ・全10巻・エニックス(ガンガン)
★ ★ ★ ★
SFC「ドラゴンクエストVI」を漫画化した作品。「列伝ロトの紋章(下記参照)」の後を引き継いだ形になった作品で、プロの漫画家を一般公募して作画者を決めるという企画だったのだが、結局それに応募しなかった神崎さんが作画を担当した。
最初はそれほど面白くなかったのだが、途中からとまとあきさんが脚本を書き始めてから面白くなった。
ゲームで語れていなかったところをうまく補完した形になっていて、終わり方にも納得できた。
ただ、最後の方は「ドラゴンクエストVII」の連載が控えていたせいか、かなり駆け足だったのが残念。
絵はゲームに近いものがあり、好感が持てる。

「モンスターズ+」
吉崎観音・全5巻・エニックス(ガンガン)
★ ★ ★ ★
GB「ドラゴンクエストモンスターズ」のその後を描いた外伝。
普通、ゲームの外伝を漫画化すると本編を越えられずつまらないものが多いのだが、これは面白い。最初の方は低年齢層向けかと思ったが、途中からはそれ以上の年齢でも十分に楽しめる内容になっていた。
また、ゲームを知らなくても内容は理解できる。
絵は既に完成されていて読みやすく、ゲームの雰囲気に近いものがあるので問題なし。
終盤間近まで、上手くドラクエの世界を取り入れつつ、非常に楽しめる展開でよかったのだが、最後は打ち切りのような感じで終了。
ラスボスを倒すまで続いていたら名作になっていたと思えて、残念。

「4コママンガ劇場」
作者多数・全20巻・エニックス
★ ★ ★
ドラクエシリーズのエピソードを4コママンガにしたもの。
これも、1Pコミック同様面白い作品とそうでない作品とがある。
また、巻数が進むに従って作者も様変わりしていく。
私のお薦め作家は、1Pで紹介した作家の他に柴田亜美、山崎渉。

「4コママンガ劇場 ガンガン編」
作者多数・全13巻・エニックス(ガンガン)
★ ★ ★
ドラクエ4コマの中でガンガンに掲載された作品を集めたもの。
ガンガンに既に掲載されているので、コミックスで読むと新鮮な面白さはない。

「4コママンガ劇場 ギャグ王編」
作者多数・全2巻・エニックス(ギャグ王)
★ ★
ドラクエ4コマの中でギャグ王に掲載された作品を集めたもの。
実質的にガンガン編を引き継いだもので、ネタ切れで苦し紛れのような作品も目だってきている。

「4コママンガ劇場 番外編」
作者多数・全23巻・エニックス
★ ★
ドラクエ4コマの中の投稿作品で最終選考以上になった作品を集めたもの。
入選した作品をガンガンで読んだときにそれほど面白くないと感じても、これを見ると入選した作品は質が高いものなのだと初めてわかる。
しかし、入選作品よりも圧倒的に最終選考まで残った作品の方が多いので、レベル的には上記作品集より劣る。

「4コママンガ大全集」
作者多数・全7巻・エニックス
★ ★
「ドラゴンクエストモンスターズ」を含めたドラクエシリーズ全てを対象とした4コマ漫画。
ドラクエVII発売直前に発行され始めたので、さすがにⅦネタが出てくる前までは全体的にネタ切れ気味。
結城まさのへさんの作品は面白い。

「列伝ロトの紋章」
藤原カムイ・全21巻・エニックス(ガンガン)
★ ★ ★ ★
ドラクエ3のラストから100年後の世界で起こった物語。
ドラクエ1より時代は前。ドラクエ3の世界をそのまま引き継いでいて、これこそがドラクエの漫画化だと思える作品。
キャラも死ぬべきときにちゃんと死んでいるのでいい。
ただ、ラストで大勢死んで大勢生き返ったのは少々残念。評価を落としたのもこの点から。
絵もドラクエの世界観を表せていていい。

「列伝ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~」
藤原カムイ・全34巻・スクウェア・エニックス(ヤングガンガン)
★ ★ ★
上記作品の続編で、上記作品の子孫たちが主人公。
前作がきれいに終わっていただけに、この続編の存在意義は微妙。
前作よりも巻数を重ねたが、ラスボスの存在感や味方の死など、前作を越えるものはなかったように感じた。
絵に関しては文句の付け所がないのだが……

「列伝ロトの紋章Returns」
藤原カムイ・全1巻・スクウェア・エニックス(ガンガンYG)
★ ★ ★
上記作品の番外編。
本編で語りきれなかったアステア、ジャガン、カダルの話が語られている。
上記作品を知っていることが前提なので、知らない人は手を出さない方がよい。
話は番外編として上手くまとまっている。

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