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プレイステーション2 [ゲームレビュー]

「タイトル」
メーカー・ジャンル

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R P G………ロールプレイングゲーム
A・RPG………アクションロールプレイング
S L G………シミュレーションゲーム
SLG+RPG………ロールプレイングシミュレーション
A C T………アクションゲーム
ACT+ADV………アクションアドベンチャー
P U Z………パズルゲーム
T A B………テーブルゲーム
A D V………アドベンチャーゲーム
ADV+SLG………シミュレーションアドベンチャー
N O V………サウンドノベル
E T C………その他
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「ICO」
ソニー・ACT+ADV
★ ★ ★ ★ ★
生贄に選ばれて城に来た男の子が城の中に閉じ込められた女の子と一緒に城を脱出するゲーム。
BGMが環境音のみであるが、それが逆に古城の雰囲気をよく出しており、エンディングでのみ流れるテーマソングをより際立たせていた。
グラフィックもまた雰囲気がよく、ムービーとの切り替えに一切違和感はなかった。
クリアまで7時間強と短いが、実際プレイしてみると短い感じはなく、程よい長さだった。
謎解きの難易度はそれほど高くなく、考えればわかる範囲。バランスが非常によかった。
1周目では女の子が何を言っているのかわからないが、2周目以降は日本語化されて表示される。実際に何と言っていたのかわかると感動もひとしお。


「EVE burst error PLUS」
シーズウェア・ADV
★ ★
SSソフトのリメイク版。
もともと18禁ソフトだったものを全年齢対象にしているので、ストーリーは大筋同じでも、表現を抑えているだけに首を傾げたくなる部分は多い。
また、グラフィックは一新されているが、どう見ても原画はSS版よりも退化している。
キャラが立ちポーズだけでなく、セリフと一緒にアニメするCモーションは確かにきれいだが、動作のパターンが少なく、動作を変える度に一々読込が走る方が気になった。
SS版とは変わってしまっている声優さんもいるので、従来からのファンにはあまりお勧めできない。
シリーズ未プレイの人であれば、それなりに楽しめるかもしれないが。


「ヴァルキリープロファイル2 シルメリア」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
PSソフト「ヴァルキリープロファイル」の続編。
時代的には過去の話になっているが、後半のストーリーで前作と大きく絡んでくるので、前作をプレイしてからのプレイが前提となる。
ストーリーは前作で謎のままだったことへの謎解きが提示され、それなりに上手くまとまっている。ただ、前作ほどの盛り上がりもなく、前作を超えられなかったように思う。
戦闘は前作の2D戦闘を上手く3Dに進化させていて、飽きずに戦うことが出来た。戦略性も高く、コンボを組むことの緊張感を常に持てるので、マンネリ化せずに済んでいる。
その他のスキルシステムや、お店のお得意様システムもよかった。
ただ、ストーリーに直接絡まない仲間(エインフェリア)は必要なかったように思う。せめてサブイベントであっても、もう少しストーリーに絡んでほしかった。


「AIR」
NECインターチャンネル(key)・ADV
★ ★ ★
同名タイトルのPCソフトを移植した作品。
ゲームを楽しむというよりは、膨大なシナリオを読み進めていくタイプのゲーム。
一枚絵は決して多くないし、目パチ・口パクがあるわけでもなく、ムービーはオープニングのみだが、それをシナリオで十分補っているので、プレイしていく上ではあまり気にならなかった。
その分、シナリオに共感できるかどうかにかかってくるのだが、私の場合はエンディング直前で泣けたものの、エンディングにはいまひとつ納得できなかったので、この評価に留めた。
とにかく膨大なテキスト量のゲームがプレイしたい、という人にはお勧め。
また、オープニング曲は名曲だと思う。


「家族計画~心の絆~」
インターチャンネル(D.O.)・ADV
★ ★
血の繋がらない男女が1つの家に疑似家族として住む、という設定のオーソドックスなADV。
基本設定だけを見るとかなり無茶な設定に見えるが、実際プレイしてみるとリアリティがないとは思わなかったし、それなりに説得力があると感じられた。
ただ、各ヒロインの話で心に響くものが私の中になく、グラフィックがよくないことも相まって評価は低くした。
他にも、各ヒロインに分岐した後のシナリオが短いのも微妙だった。


「かまいたちの夜2」
チュンソフト・NOV
★ ★ ★
SFC「かまいたちの夜」の続編で、前作は今作の登場人物たちを使って作られたゲームだった、という設定なので、登場人物の名前は同じだが性格は各々違う。
本編クリア後に様々なパラレルワールドが楽しめる作りは前作同様だったが、テキスト量は少々物足りなかった。
分岐のフローチャートが見えるので、文章を読むのが早い人なら15時間未満で完全クリアまで行ける。
サウンドノベルの老舗だけあってシステム面は快適だったが、ストーリーに納得できないものが多かったのは残念。
正規エンディングでもバッドエンドのようなものが結構目立った。
また、全体的にグロいので、その辺りは覚悟してプレイした方がいい。


「かまいたちの夜3」
セガ(チュンソフト)・NOV
★ ★ ★
上記作品の続編。
今回はストーリー的にも前作の1年後という設定で、かなりの共有部分があった。
そのためか、前2作のメインストーリーが再録されており、初めての人にもとっつきやすくなっている。
システムはフローチャートが廃止された代わりにタイムチャートが見られるようになっており、全4人の主人公の行動が5分刻みで記録されるようになっている。
この4人をザッピングしながら話を進めていくところは、「街」のシステムに近く、ゲーム性は高かった。
また、読んだことのあるシナリオを飛ばせるところも快適で、サクサク進められる。
なので、システム面で文句の付け所はないくらいだった。
ストーリーについては、前作の欠点を補っているように見えるところが多く、補完というより前作のシナリオが気に入らなかったから書き直そうとしたようにも見えてしまった。
ザッピングも1つの分岐がほぼ全主人公に影響するのがちょっと気になってしまった。1つの分岐で2~3人のみ影響したりするのがもっと多くてもよかった気がする。


「CLANNAD」
NECインターチャンネル(key)・ADV
★ ★ ★
同名タイトルのPCゲームを移植した作品。移植の際に主人公以外のキャラに声が追加されている。
ただシナリオを読み進めるだけのゲームかと思いきや、非常に複雑な分岐シナリオが用意されており、ゲーム性は高い。
各ルートのヒロイン・主人公の話に入っても、他のルートのヒロインたちやメインヒロインも話に絡んでくるところは素直にすごいな、と思った。
肝心のシナリオもよく出来ているのだが、残念ながら私のツボではなかったようで、全編通して泣けなかったのが少々残念。


「グランディア XTREME」
エニックス・RPG
★ ★ ★
「グランディア」シリーズの外伝的ソフト。
「グランディア」シリーズの戦闘を特化した内容で、ストーリー性は希薄。
グランディアシリーズのストーリーが好きだという人には向かない。
また、やり込む要素が多いことに加えてセーブポイントまで平均2時間かかるため、本当に時間のある人しかクリア後も含めて最後まではいけない。
システムに関して、戦闘は確かに面白いが、アイテムを持てる数が少ないこと、スキル及びマナエッグの装備変更がセーブポイントでしかできないこと、ボス戦直前でセーブできないこと、など気になる面も多々あった。


「グランディア3」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★
グランディアシリーズの正統的な3作目。
しかし、グランディアシリーズが好きな人ほどプレイしない方がよい作品になってしまっていた。
その原因のほぼ全ては声優陣の絶望的な大根っぷりで、そのせいでストーリーがまともに見ていられなくなっている。
また、異様なまでにムービーが多用されており、開始早々20分はムービーだけ見せられ、その後もムービーのせいで放置プレイになることも多い。
戦闘に関しては、空中コンボが楽しくて上手く進化しており、ボス戦などの駆け引きも面白いが、ほめられるのはこの部分のみ。
ストーリーは可もなく不可もなくの感じだった。


「サクラ大戦~熱き血潮に~」
セガ・ADV+SLG
★ ★ ★
SSソフト「サクラ大戦」をリメイクした作品。
立ち絵・イベント絵・戦闘パートのグラフィックを全面的に描き換えており、数多くのイベント追加もされていて、リメイク作品としてはかなり手が加わっている印象。
ただし、ムービーはSS版を流用しているものが多く、その部分だけグラフィックが弱いので、違和感がある。
イベント絵にしても、質の悪いものが多く、いまひとつ。
ストーリーは新規に2話追加されているが、本筋は変わっていないのと出来自体があまりよくないので、SS版をプレイした人なら無理にプレイする必要はない。
このシリーズに触れたことのない人で、ムービーの古さに耐えられるなら、プレイしてみるのもいいかもしれない。


「サクラ大戦物語 ミステリアス巴里」
セガ・ADV
★ ★
サクラ大戦3の番外編のような作品で、パリで起こった殺人事件の謎を追っていくミステリー。
ただし、ジャンルはミステリーだが、謎解き要素はなく、ひたすらストーリーを追っていくだけで、6時間強でクリアできるためにボリュームもない。ストーリー分岐もあってないようなものなので、複数回プレイはきつい。
システムもサクラ大戦おなじみのLIPSはあるが、本編に比べると存在意義は薄く、それ以外の部分もコマンド総当り式のADVを見ているようで、全体的に退化してしまった雰囲気。
巴里・花組メンバーの声が聞けるだけで幸せ、くらいのファンでなければ手を出さない方が無難。


「サクラ大戦V Episode0 荒野のサムライ娘」
セガ・ACT+ADV
★ ★
サクラ大戦Vのメインヒロイン・ジェミニが故郷を旅立って華撃団のあるニューヨークに着くまでの旅を描いた作品。
基本システムは「馬から降りられない三国無双」で、後半空を飛ぶ敵が多数出現するところでは爽快感を得られなかったり、足場の狭いところで崖から落下してゲームオーバーになったときはかなりムカつくが、それ以外は悪くない印象。
上位ランクを目指すのであれば難易度は高めだが、単純にクリアしていくだけならアクションが苦手な人でも大丈夫。
この作品1本できれいに話は完結しており(本編に繋がる伏線もあるが)、期待していなかった割には出来がよかった。
キャラデザにやや不満があるものの、グラフィックは2Dと3Dがそれほど違和感なく融合していたし、OP・EDのアニメもなかなかよかった。
しかしながら、本編をクリアするのに7時間程度しかかからず、クリア後のおまけも「サクラ大戦のキャラを使って同じステージをクリアしていく」というもので、ボリューム的にいまひとつ。
同じく番外編のミステリアス巴里(上記参照)よりもずっと出来はよかったが……


「サクラ大戦V~さらば愛しき人よ~」
セガ・ADV+SLG
★ ★ ★
シリーズの正規続編で、今作は主人公・ヒロイン共に一新されている。
その点は特に問題なかったものの、システム面では2→3のときにあったような劇的な変化もなく、全体的にはマイナーチェンジした感じ。
ストーリーもかなり簡略化された印象で、全8話というのは少ない。
それでいて戦闘に時間がかかったのはマイナスだった。
ヒロインたちに個性はあるものの、今までの13人のヒロインたちには及ばず、声優さんもちょっと下手な人が数人いたのが辛かった。
出来は決して悪くはなかったものの、これ以上の進化は望めないような、頭打ちのような感じがした。


「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」
チュンソフト・ADV
★ ★ ★ ★
金八先生の替わりに3年B組の担任となり、生徒の問題を解決して行く、という話。
序盤は1本道のストーリーを追って行くだけだが、話が進んで行くと各生徒に対して才能開花(FF10のスフィア盤に近い)ができたり、異なるストーリーを同時進行させるザッピングが出来たり、と幅が広がっていく。全ストーリーを見るには最低3周プレイが必要だが、スキップ機能があるので新規の話だけ追えばいいというのもあり、周回プレイ自体が苦になることはない。
決められた日数の中でストーリーをこなさないといけないので、各イベントのフラグ立てをしっかりやっていかないと完全クリアは難しい。
グラフィックに関しては、ムービークオリティが低かったり、絵に癖があったり、とプレイする人を少し選ぶ傾向にある。
ストーリーは王道中の王道の話ばかりだが、それでいて感動できる話が多い。ストーリー重視で見る人にお勧め。


「スキャンダル」
ソニー・ADV
★ ★ ★ ★
やるドラシリーズ第5弾ソフト。
媒体がDVDになっただけあって映像がきれいになり、アニメの流れもスムーズになった。
読み込みも早いのでスキップ機能もストレスなく動く。
ストーリーは主人公の主観で選択肢を選ぶものの、PS版と違って視点は第3者になったので、よりドラマを見ている感じになった。
おなじみの達成率は常に画面に表示されるようになり、おまけも豊富。
ただし、全てのエンディングを見て達成率が95%を超えるまで5時間半くらいしかかからないため、やや
物足りない。
ストーリーはもう少し長くてもよかった。


「スターオーシャン3」
エニックス・RPG
★ ★ ★
シリーズ3作目で、前作から400年後の世界が舞台。
戦闘は非常に面白く、戦略性が高くてはまれる。
しかし、誉められるのは戦闘くらいで、アイテムクリエイションはシリーズ通して1番つまらないと感じたし、前作では何十とあったスキルもたった4つになってレベルアップの楽しさが減ってしまった。
ストーリーにしても、40時間くらいまではかなりいいと感じられたのに、その後の謎解きで悪い意味で愕然とさせられてエンディングもいまひとつだった。
戦闘のやり込み要素は高いので、戦闘だけを楽しむものだと割り切ればプレイする価値はあると思うのだが。


「SNOW」
NECインターチャンネル(スタジオメビウス)・ADV
★ ★
過去に起こった呪いのため、万年雪に閉ざされた村での物語。
「AIR」に似ているという話を知っていてプレイしたのでパクリ云々について何か言うつもりはないが、とにかくどのキャラも見ていてイライラすることが多かった。
ひたすらルーチンワークをこなすだけの日常、お決まりの悲劇などなどプレイしていて退屈だった。
ストーリーもいろいろな部分で破綻しているように見えて納得できなかった。


「スペースチャンネル5 パート2」
セガ・ACT
★ ★ ★ ★
DCソフト「スペースチャンネル5」の続編。
前作よりも更にノリがよくなっており、全編通してミュージカル仕立て。
相変わらずのいい意味でのバカバカしさにも磨きがかかり、最後まで楽しめる。
マイケル=ジャクソンの全面協力やおまけも豊富で、本編以外の部分でも楽しめる要素は多い。
しかし、ストーリーの長さは適度だが、やはり全体的に見るとボリューム不足。
10時間程度でだいたいやり尽くせてしまう。


「テイルズオブシンフォニア」
ナムコ・RPG
★ ★ ★ ★
GCで発売されたものをリメイクした作品。
GC版をプレイしていないので比較は出来ないが、非常によく出来た作品だった。
戦闘の楽しさ、ストーリーの面白さ、それぞれが際立っていて、総プレイ時間が50時間に及んでも、それほど長いとは感じなかった。
おまけ要素、サブイベントも豊富で、ほぼ1本道のストーリーでも「やらされている感」はなかった。
戦闘のバランスはアクション要素があるものの、アクションが苦手な人にも苦労がないくらいのやや楽なレベルで、コマンドなどのシステムに不満を感じるところはなかった。
しいて言えば、ロード時間がやや長いことくらいか。
ストーリーは山あり谷ありの展開で飽きさせず、意外な展開も多くて引きつけられた。
謎が謎のまま残った部分があったので最高評価とはしなかったが、★5に限りなく近い★4の出来具合だった。


「テイルズオブジアビス」
ナムコ・RPG
★ ★ ★ ★
テイルズシリーズ10周年記念として発売された作品。
とにかくストーリーが濃く、70時間以上に及ぶストーリーも体感時間はもっと短く感じた。
しかし、それが無駄に長いという感じはなく、起伏のあるストーリーが上手く連なっていた。
同じ70時間でも「ローグギャラクシー」とは雲泥の差。
また、キャラの立ち方もしっかりしていて、ここまでキャラに特徴付けされているゲームは滅多にないな、と感じたほど。
ストーリーに関しては文句の付け所がなかった。
システムに関しては、戦闘もレベルを上げれば通常の難易度で特に支障なく進められるし、物足りない人には上のレベルが用意されているのがよい。
戦闘のバランスもよいし、メニューの使い勝手もそこそこ。
やり込み要素も多く、本気で全てをこなそうと思ったら200時間あっても足りないくらい。
唯一の欠点は、ロード時間の長いこと。このせいでイベントが起こる直前は長い読み込みでイライラするし、画面切り替えや戦闘も読み込みが入るのでストレスになってしまった。
それさえ解消されていれば、文句なく満点の出来だった。


「DESIRE」
インターチャンネル(シーズウェア)・ADV
★ ★ ★
SS版の移植に加え、物語以前のCDブックとPC版に収録された完結編が収録されており、アニメも一部追加されている。
ゲーム自体がかなり昔の作品なので、コマンド総当り式で1本道のストーリー、ということに抵抗がない人で未プレイの人にならお勧めできる。
また、SS版プレイ済みでハッピーエンドを求めている人はプレイするべき。
プレイ時間はそう長くないので、純粋に小説を読む感覚で。


「どこでもいっしょ トロといっぱい」
ソニー・ETC
★ ★
空地を訪れたトロが空地に住んでいるクロに言葉を教え、一緒に人間になるためのごっこ遊びをしていく。
PS「どこでもいっしょ」がそのまま進化したような雰囲気で、純粋にトロと会話を楽しみたい人には向いているが、ひたすらトロとの会話を繰り返すだけなので飽きも早い。
ごっこ遊びのバリエーションは多いが、進めていくうちにパターンが変わっても楽しくなくなってくる。
空地という箱庭世界だけでプレイすることになるので、すぐに新鮮味がなくなってしまうのが痛い。


「どこでもいっしょ トロと休日」
ソニー・ETC
★ ★
トロと一緒に小さな田舎の町を歩いてのんびりとした休日を楽しむゲーム。
PSの「どこでもいっしょ」の続編的なソフトで、トロだけではなく他のポケピたちも登場する。
実写の町にポリゴンのポケピたちが上手く溶け込んでいて、そのことに違和感は覚えなかった。
しかし、町の人々に素人を使っているらしく、その演技はとても見られるものではなかった。
また、トロと過ごせる期間が短く、町の地図が完成した頃にお別れとなり、2回目以降はまた最初から地図を作っていかなければならないのはきつい。
その他、背景に対してトロが反応する物が各場所で同じものがほとんどで(植木・マンホール等)数的には物足りない印象。ロード時間も長い。
落ちているものを拾ってコレクションできたり、写真が撮れたり、もちろんおしゃべりする部分はしっかりしていただけに、残念。


「どこでもいっしょ トロと流れ星」
ソニー・ADV
★ ★ ★
どこでもいっしょシリーズ初となる、目的を持ってゲームを進めていく作品。
これまでのシリーズではテレビ画面を通してトロと会話していたプレイヤーが実際にゲームのキャラとして登場し、願いを叶えるために町中に散らばった星のかけらを集めていく。
言葉入力に漢字が使えるようになったので、より言葉入力が楽しくなった。
新キャラが多数登場する中で、どのキャラも個性が強く、会話が楽しめるのはうれしい。
反面、会話のテンポが悪く、会話をすること自体にストレスを感じることもある。
プレイする上で詰まることはほぼないが、すぐに次の目的地がわかるだけにお使いイベントの連続に見えてしまうのは残念。
サブイベントが豊富でいろいろ寄り道できるので、やらされている感は少ないのだが。


「どこでもいっしょ 私なえほん」
ソニー・ETC
★ ★ ★
トロなどのポケピたちが主人公の絵本を作っていくゲーム。
1日に作成できる絵本は3冊と限られているが、その分1日のプレイ時間が短く、期間的には長くプレイできる。
また、PS2の時計機能を利用した特定の日にだけ見ることの出来る絵本も豊富で、少なくとも1年は遊べる。
シリーズ伝統の言葉入力だけでなく、作った絵本を読み返したり作り直したりもできるのもうれしい。
ただ、用意されている絵本を1周してしまうと、ほぼ同内容でポケピが入替っているだけの絵本を読み続けることになるので、周回プレイはちょっときつかった。


「.hack//感染拡大」
バンダイ・RPG
★ ★ ★ ★
アニメ、ゲーム、コミックでの連動企画と全4巻の続き物、制作スタッフにもこの世界での有名人をそろえた話題作の1巻目。
ゲーム本編の他にゲーム外で起こっている事件を描いたOVAが同梱されており、お得感がある。
グラフィックは正直ムービーポリゴンに甘いところがあるが、通常画面では気になるものでもなかった。
ストーリーは1巻目なのでまだまだ序盤だが、メインストーリー以外に寄り道し放題なところに好感。20時間強でクリアできるので、試しにプレイしてみるのもいいかもしれない。


「.hack//悪性変異」
バンダイ・RPG
★ ★ ★
上記作品の続編。データはコンバート可能。
第1作であまり話が進んでいないので、ストーリー的にここから始めても入れる。
ただし、プレイする上では前作のデータをコンバートした方が圧倒的に有利なので、ここから入ることはあまりお勧め出来ない。
システムでは前作の不満点だった、走るスピードが遅い、ダンジョンで脱出アイテムを間違って使うと確認メッセージなしに脱出してしまう、装備系のアイテムが手に入りにくい、などが改善されていてプレイしやすくなった。
ボリュームは前作と同程度だが、同梱のOVAは少し短め。
前作を楽しめた人なら楽しめる。


「.hack//侵食汚染」
バンダイ・RPG
★ ★ ★
上記作品の続編で、シリーズ3作目。
ここまで来ると、この巻からストーリーに入って行くことは出来ない。
あと1巻あるので、最終的にストーリーがどうなるのか見たいのであれば、次の4巻だけ買った方がよい。
システム的には一応今作からでも入れるようになっていて、前巻までに起こせるサブイベントに必要なアイテムが、ダンジョンに落ちていたりする。
システムのマイナーチェンジはささやかなものだったが、今作はサブイベントや隠しダンジョンが豊富で、前作からプレイしていると前作以上に楽しめてよかった。


「.hack//絶対包囲」
バンダイ・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編で、シリーズ最終巻。
ここからストーリーに入ることは難しいが、やり込むことで手に入る映像で1巻から全てのイベントムービーを見ることが出来るので、極論すればこの巻だけ買っても全てのストーリーを知ることはできる。
ただし、コンバートしたデータの方がゲームを進める上では圧倒的に有利。
ラスボス戦はかなり盛り上がって、エンディングにも納得できた。
ゲーム本編の長さは短めだが、クリア後のイベントが充実しているので、やり込むとそれなりに長時間遊べる


「.hack//G.U.再誕」
バンダイ・ナムコ・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の7年後という設定の続編。全3巻の1巻目。
正確には発売前に放映されていたアニメの続編という側面もあり、可能であればゲームの前作をプレイした上でアニメを見てからプレイした方が話に入りやすい。
ただ、ゲームの特典ディスクに前作のダイジェストが入っているという親切設計なので、いきなりこのゲームから入ることも可能。
システムは扱いやすく、やり込み要素も多いので、40時間くらいは楽しめる。
ただし、ストーリーは非常に中途半端なところで切れているので、プレイするなら3巻まで通してプレイする覚悟で。
序盤はムービー過多でやらされている感もあり、置いてけぼり感があるのが残念。


「.hack//G.U.君想フ声」
バンダイ・ナムコ・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。全3巻の2巻目。
導入でも結末でもない真ん中の話なので中だるみがあるかと思いきや、新要素満載でダレた感じもなく、やり込み含めて50時間遊べたのはよかった。
放置型カードゲームのクリムゾンバーサスの出来もよかった。
前作の不満点だったムービー過多も若干緩和され、細かいマイナーチェンジがかかっていたところも評価したい。
不満があるとすれば、プレイ時間の割にストーリーが進んでいないように感じるところ。
全3巻という設定から考えると、仕方ないかもしれないが。


「.hack//G.U.歩くような速さで」
バンダイ・ナムコ・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。全3巻の3巻目。
マイナーチェンジ部分はあまりなく、2巻目をそのまま継続したような感じがした今作。
普通にストーリーをクリアするまでに30時間、やりこみを全てこなすと70時間弱くらいかかり、ボリューム感があったのはよかった。
エンディングも通常のエンディングの他に、真エンディングとキャラ個別のエンディングを用意していたのもいいと思う。
ただ、一旦クリアするまで寄り道的なイベントが一切なかったのは少し寂しかった。
また、ゲーム進行が止まる致命的なバグに引っかかったこともあり、詰めが甘いように見えたのは残念。


「ドラゴンクエスト5」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★ ★
SFCのリメイク作品。
基本的なシステムとストーリーはSFCと同じで、その中で仲間モンスターが増えたり、おまけ要素が増えたり、ストーリーのフォローが入ったり、と上手くリメイクしている。
12年前の作品でも古さは一切感じなかった。
戦闘シーンは2Dだが、モンスターのアクションが多彩なので飽きずにプレイできる。
音楽もN響のフルオーケストラなので存在感があり、リメイク作品でも値段に見合った価値がある、と感じられた。
バランスも非常によいので、買って損することはまずない。


「ドラゴンクエスト8」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★ ★ ★
正統派の王道RPG作品の続編。
7とは制作会社が変わったことがいい方に転んだようで、非常にバランスがよく、作りこまれた作品になっている。
どこまでも広く自由に歩けるフィールド、王道的でものめり込めるストーリー、バランスのよいシステムなど、とにかく安心して遊べる。
今までのシリーズに比べて、戦闘シーンに味方キャラがいることで戦闘シーンが長く感じられたり、万年資金不足に悩まされたりもするが、許容範囲内。
買って損しない一品。


「バウンサー」
スクウェア・A・RPG
★ ★
格闘とRPGを融合させたゲーム。
ストーリーは2時間程度で終わるもので、雰囲気としてはストーリーに介入できる2時間の映画。
ストーリー分岐はいくつかあるものの、3周すれば十分なくらいで全体的にボリューム不足。
ストーリーそのものも悪くはないが、特にいいというものもなかった。
他のモードもやり込もうと思えばやり込める要素はあるが、いまひとつ。
グラフィックはPS2だけあってかなりきれい。通常画面は後発のFF10よりもきれいなくらいだった。
しかし、グラフィック以外で抜きん出たものがなく、良くも悪くも普通のゲームだった。


「ひぐらしのなく頃に 祭 カケラ遊び」
アルケミスト・ADV
★ ★ ★ ★
※このレビューは本編発売後に完全版のような形で出されたアペンドディスク(カケラ遊び)でのプレイを元にしたレビューです。

同名タイトルの同人ゲームを移植した作品。
ただ、移植とはいっても、グラフィックは全て新規描き起こしで、フルボイスにもなっているので、原作をプレイした人でも楽しめる内容になっている。
しかしながら、コンシューマ版となったことで残酷描写はかなり削られており、倫理的な問題で削除されたエピソードもあるので、原作ほどの説得力がなくなっているのが残念。また、謎解きも完全に描かれていないので、原作未プレイの人は注意が必要。
総プレイ時間は公式で100時間以上、原作を知っている私でも85時間かかったので、ボリュームは十分だった。


「FINAL FANTASY10」
スクウェア・RPG
★ ★ ★
FFシリーズのPS2参入第一弾ソフト。
CG技術に関してはさすがの一言で、ムービーは人形ではなく本物の人間に見えるほどすごい。
しかし、ムービーがすごい分、通常画面でペンダントの揺れがないことなどが逆に気になってしまった。
他のRPGでは気にならないことなのだが。
ストーリーは先がどんどん知りたくなるような引き付けられるものだったが、いかんせんダンジョンの自由度が低く、最後までやらされている感じが強かった。
システムに関しては、スフィア盤による成長システムが面白く、ATBを廃止したことにより戦術性が高くなり、お金に関しても割とシビアなのがよかった。
今回からキャラがしゃべるようになったが、これに関しては正解だったと思う。一部大根だと思える声もあったが、主役とヒロインに関しては上手くもなかったが下手でもなかった。ただし、主人公の名前を自由に変えられるため、ゲーム中主人公のことは代名詞でしか呼ばれないのが気になった。ここまでガチガチにシナリオを固めて自由度が低いのならば、主人公の名前も固定にしてくれた方が潔かったように思う。
ゲームではなく映画として見るならば良作だが、ゲームとしては佳作止まりだった。


「FINAL FANTASY12」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★ ★
FFシリーズの正当シリーズ作品。
メインの制作者が10以前と違うので、話の雰囲気としてはFFT-Aに近い。
ムービーに関してはより人間に近付いたようでもあり、人形劇になっている感じもある。
やはり、通常画面とのギャップが気になってしまった。
システムに関しては非常に扱いやすく、キャラが自由に育てられるようになっていたのはよかった。
シームレスの戦闘もサクサク進んでよかったし、ロードが発生する場所にラインが引かれているなどの親切設定もありがたかった。
声優に関しては、脇役にはかなりのベテランを起用していて、前作の欠点を補っていたところも評価したい。
反面、きれいにまとまりすぎていて、万人受けする安定したゲームだが、特に人に勧めるまでもない、とも感じた。
何か共感できるポイントがあればよかったのだが。


「Fate stay/night [Realta Nua]」
TYPE-MOON・ADV
★ ★ ★ ★
PC版の移植作品。
ヒロインは3人いるが、プレイ順序は固定されていて、基本的にシナリオは1本道。
それでもそれぞれのシナリオには強い独自性があり、最後まで飽きずにプレイできる。
バッドエンドが無数に用意されているので、ゲーム性もそれなりにあった。
総プレイ時間は75時間くらいになるので、ボリュームも十分。
システムは扱いやすいもので、オーソドックスなADV仕様。
イベント絵もかなり用意されていて、特に不満点はなかった。
シナリオ重視でゲームをプレイする人なら買って損はない。


「Blood The Last Vampire 上巻」
ソニー・ADV
★ ★ ★ ★
やるドラシリーズ第6弾ソフト。
上下巻セットのうちの上巻なので、グッドエンドを見ても「つづく」となる。
今作から普通の選択肢による分岐の他にB.S.S.という隠れた分岐を探すシステムが追加され、よりゲーム性が強くなっている。その分岐ポイントに理不尽な部分はなく、よりゲームにのめりこめる。
ただし、難易度は高めで、達成率を上げるのはシリーズ中で1番難しかった。それでも総プレイ時間が10時間になる前に達成率を90%以上にすることは出来たが。
ストーリーは上巻だけにいいところで切れているが、続きがプレイしたくなる。
アニメの質は高く、そんじょそこらのOVAよりもきれい。
下巻をプレイすることが前提だけに、上下巻合わせて1万円を超える出費はシリーズのファンでなければ厳しいかもしれないが、プレイしてみる価値はあると思う。


「Blood The Last Vampire 下巻」
ソニー・ADV
★ ★ ★ ★
上記作品の完結編。
難易度は上巻よりも高く、行き方を知らなければ絶対に辿り着けないようなエンディングもある。
また、グッドエンドとは思えないようなグッドエンドもあり、好みが別れる。
しかし、ちゃんとしたグッドエンドは納得できる終わり方で、グラフィックはこのソフトが発売された時点で、全てのゲームアニメの中で最高だと感じた。
上下巻で1本にまとまっていたら、最高評価をつけたかもしれない。


「ベルウィックサーガ」
エンターブレイン・SLG+RPG
★ ★ ★
PSソフト「ティアリングサーガ」の流れを汲む作品だが、物語につながりはなく、システムも結構違っている。
難易度は非常に高く、リセット含めてまともにクリアするなら100時間は必要。
ストーリーは練られており、各キャラに対する思い入れは強くなる。反面、キャラデザが狙っているように見えて、なんとなくプレイヤーに媚を売っているように見えなくもない。
グラフィックはPSというよりSFCレベルで、ムービーもなければキャラも小さすぎて見えにくい。SFCのタクティクスオウガの方がまだ動いていたように思う。
時間に余裕があり、リセット前提のプレイに耐えられる人にしかお勧めできない。


「ミステリート~八十神かおるの事件ファイル~」
アーベル・ADV
★ ★ ★
同名タイトルのPCソフトの移植作品。
フルボイス化され、マップなども扱いやすいように変更されている。
しかし、ムービーはなく、追加シナリオやグラフィックの描き換えもないので、PC版をプレイしていない人か、フルボイスを楽しみたいという以外の人にはあまりお勧めできない。
ストーリーは完結していないので、いずれ2が発売されたときに1&2同梱パックが出ると思うので、それを待ってもいいかもしれない。
ただ、シナリオの出来は抜群なので、菅野ファンなら間違いなく買い。


「ラジアータ ストーリーズ」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★
スターオーシャンシリーズなどを制作したトライエースの作品。
最大で177人の仲間を集めることができるが、仲間を増やすメリットが少なく、仲間を成長させることの楽しみも希薄なことから、仲間を集めること自体が作業になりやすい。
ストーリーは中盤で大きく分岐して結末の全く違うエンディングが用意されていることからか、2回プレイ前提でストーリーのみを追って行くとかなり短い作りとなっている。
また、イベントも見せられてるだけの印象が強い。しかも、2種類のエンディングにはどちらも納得できなかった。
セーブポイントも非常に少なく、まとまったプレイ時間が必要なこともネックとなる。
トライエース作品の売りでもある戦闘は、難易度が低めの仕様であるせいか、主人公だけでも切り抜けられてしまって、ごり押しが通用するところが、戦闘を逆につまらないものにしてしまっている。
グラフィックは非常にきれいで、世界観の雰囲気などはよいのだが……


「ローグギャラクシー」
ソニー・RPG
★ ★
ドラクエ8を開発したレベル5の作品として大々的に宣伝された本作品。
ふたを開けてみると、ストーリーは王道過ぎて感情移入できず、システムは調整不足で粗が目立つ作品で、何にしても後一歩の感じがしてしまった。
システムに関しては、ゲームがストップする致命的なバグから、ゲームバランスの悪さまで、とにかく調整不足とデバックの足りなさを感じた。根幹にあるのは中毒性の高いシステムなので、調整次第ではかなりいいものになるように見えただけに残念。
ストーリーは王道中の王道で、ほとんど捻りを感じることもなく、ツッコミどころも多かった。
キャラボイスは本職の声優さんではないキャラが多いので、棒読みで聞いているのが結構きつかった。
ディレクターズカット版が発売されているので、そちらはちゃんと調整されていると思うのだが……


「ワイルドアームズ アドヴァンスドサード」
ソニー・RPG
★ ★ ★
シリーズ第3弾となる作品。
先にプレイした「アルターコードF」よりもバランスがかなり甘い感じがして、やり込んでも35時間程度でクリアできてしまうため、ボリューム不足を感じた。
ストーリーを追うだけなら25時間程度で終わる。据え置き型ハードのRPGでこれくらいだと物足りない。
ストーリーは決して悪いものではないが、良くも悪くも普通のレベル。特に感動することがなかった。
エンディングにもやや不満が残る。


「ワイルドアームズ アルターコードF」
ソニー・RPG
★ ★ ★ ★
PSソフト「ワイルドアームズ」のリメイク作品。
ストーリー以外は全面リニューアルされているので、古さを感じない作りになっている。
ただ、ストーリーは王道で、きれいにまとまっているものの、強いインパクトはない。
システムは操作性がよく、おまけ要素も豊富で飽きさせない。
若干ロード時間が長いのは気になるが、苦痛にはならない程度。
しかしながら、エンカウント率の高さとバックアタックの多さは苦痛と感じる部分もあり、このあたりのバランス調整をもっとよくしてもらいたかった。


「ワイルドアームズ ザフォースデトネイター」
ソニー・RPG
★ ★
正規続編としてはシリーズ4作目の本作品。
完全に今までのシリーズとは独立した世界観で、システムも大々的に変更している。
それがプラスになっている面もあったが、今までのシリーズをプレイしていると、マイナスに感じる面が多かった。
フィールドマップが廃止されたことが1番辛かった。
ストーリーは決してつまらないことはないのだが、平凡な作りで記憶に残りにくい。
おまけ要素は多いが、総プレイ時間はストーリーのみなら25時間程度と短い印象。
音楽はかなりよいのだが……


「ワイルドアームズ ザフィフスヴァンガード」
ソニー・RPG
★ ★
正規続編のシリーズ5作目。
ワイルドアームズシリーズ10周年記念作…と謳っているものの、音楽がなるけみちこさんではない、主題歌が麻生かほ里さんではない、OPがアニメではない、などシリーズの伝統を継承してくれなかったのが残念。
作中に歴代パーティメンバーのそっくりさんが登場する、というのは記念作らしい作りではあるが。
システムは4を継承した形で悪くはなかったものの、アースガルズによる戦闘は必要なかったと思う。
ロード時間はやや長めで、街の出入りなどはちょっとストレスが溜まった。
フィールドマップの復活や総プレイ時間がやり込み含めて60時間程度とボリュームアップしたのはうれしかった。
シナリオは可もなく不可もなく。レーティングが12歳以上推奨の割に低年齢向けの作りに見えたのはマイナスだった。


「ワンダと巨像」
ソニー・ACT
★ ★ ★
生贄に捧げられて命を失った少女を生き返らせるため、16体の巨像を倒すことになった少年の物語。
自分の背丈の数倍ある巨像と戦うことがメインで、巨像の体にしがみついて剣を突き立てるなど、今までにあったゲームとは一味違ったアクションゲームというところは評価したい。
巨像の攻略方法はそれぞれ工夫されていて、かなり凝っている。
反面、ストーリー性は希薄で、ICOをプレイしていない人はエンディングの意味がほとんど理解できないのではないか、と思ってしまう。
また、巨像を倒す以外では、することが限られているため、不毛な作業を強いられている感じもある。
世界観や空気の雰囲気は非常によいのだが。
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